[ry] ページ23
.
ぱちりと目を覚ますと氷枕を引いて寝ていた。
りょうくんに連絡を入れてからそのまま寝てたはずなのに？と疑問に思ってるとドアが開く。
「あ 起きた？」
「……なんでりょうくんここに居るの？」
首を捻ると心配だから来ちゃったといつものキラキラ笑顔で言ってのける。
流石イケメン。やることが違う…
「マスクつけんとうつるよ」
「そんな弱くありません〜」
ベッドの端に腰かけると ぎゅむ、と大きい手で両頬を押さえられ軽く唇が触れた。
熱上がったんじゃない？なんて笑ってるりょうくんはドSまっしぐらだ。
照れないわけないじゃん…
「ご飯食べれそう？」
「あんまり…だけど薬飲まなきゃだよね？」
「食べれそうならお粥作ったけど…ゼリーもあるよ。」
「今はゼリーにしとく、」
その方が良さそうだね、と頬を一撫でして立ち上がる。
「桃とマスカット、どっちがいい？」
…何から何まで完璧だ。
看病の才能がありすぎるよ りょうくん。
「んん〜…おすすめで」
「はーい」
笑いながら部屋を出て、すぐに戻ってくる。
桃のゼリーを手渡され近くの机に水と薬と体温計が置かれる。
…私が寝てる内にほぼほぼの用意をしてたんだろうと予想できるくらい全ての動作に隙がない。
至れり尽くせりだなあ…
ぼーっと眺めてると食べないの？と声がかかる。
「食べるよ。」
「食べさせてほしいんじゃなくて？」
否定する前に手に持ってたゼリーが奪われ、スプーンですくわれた一口分が目の前に差し出される。
「はい、あーん」
…
それやって絵になるなんてずるすぎるでしょうよ。
＿＿＿ / end
#
「あーん可愛いし、ばかイケメン…」
「それはうざすぎるー」
「本心だもん…」
「Aはいつも可愛いよ」
「……イタリアすぎ」
「うざぁ」
# りょうからの処方薬
完璧すぎる何でも屋
至れり尽くせり
可愛がるあまり意地悪しがち
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 339人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フラワー(プロフ) - 更新お疲れさまです。そして続編おめでとうございます。これからも頑張って下さい！ (2019年7月3日 15時) (
レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - お忙しい中、お返事ありがとうございます！全然大丈夫です…！続編での更新楽しみに待っております…よろしくお願いします！ (2019年5月27日 10時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 遊馬さん» 返信ありがとうございます！続編でも構いません！待っています。現在のお話もすごく楽しみにしてます！ (2019年5月27日 1時) (レス) id: e2ae3a79dd (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - はじめまして…全て読ませていただきました…すごく癒されました…私もリクエストをお願いしたいのですが、てつやの献身的な彼女のお話が読みたいです。あやふやですみません…虫さんの献身的な彼女のお話が好きなので…これからも応援しております。 (2019年5月26日 23時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - リクエストありがとうございます！！すごくよかったです！！難しくざっくさていたのにありがとうございました。 またよろしくおねがいします！ (2019年5月26日 21時) (レス) id: 2cd07c1461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遊馬
| 作成日時：2019年4月24日 14時
