【探偵チームKZ事件ノート】孤独な探偵は知っている

ＭＡＳＱＵＥ　ＲＯＵＧＥを捕まえるため・・・ ページ12

今回の事件は、大手宝石チェーン店『マリアージュ』で、想定5億円の宝石が盗まれたことについてだった


フランスの警察からは、


「ＭＡＳＱＵＥ ＲＯＵＧＥの犯行だと思われる。」


と聞いている


わたしは一度、ＭＡＳＱＵＥ ＲＯＵＧＥに関わる事件の調査をしたことがあった


たしか、小学5年のときかな・・・


あの時は一人も捕まえることができなくてすっごく悔しかった


今回の事件では絶対に捕まえたい


賞金なんてどうでもいい


わたしのプライドをかけた戦いになるんだろう


そんなことを心に秘めていた


今は親が残していった自宅のパソコンで事件を調べている真っ最中


「んと、この情報提供者は・・・・、」


とあるサイトでの情報はすごく確実だったため、その情報提供者に接触を試みているところだった


「情報提供者は――――――――







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――――――――――、黒木貴和。」


わたしは電話番号をメモし、パソコンをシャットダウンさせた


早速その電話番号にかけてみる


『ｒｒｒｒｒｒ・・・・ｒｒｒｒｒｒ・・・・ｒｒｒｒ((ｶﾞﾁｬｯ』


「もしもし、Aと申します。『あの事件の裏側。大手宝石チェーン店での宝石盗難事件について』のサイトで情報提供をされました、黒木貴和さんでしょうか。」


【はい、黒木ですが。なにかご用件でしょうか。】


「この話をもう少し詳しく知りたいのですが、お会いできますか。こちらは東京・・・」


自分のいるところを相手に伝える


【ええ、ちょうど近くに居りますので、そちらに向かわせていただいてもよろしいですか。】


「はい、すみません。お手数をおかけします。」


いえ、とんでもありません。という声を聞き、礼を言って電話を切る


「さてと、ちょっと部屋を片付けるか。」


部屋はさっき使っていたパソコンやメモ帳、机の上にはいろいろな資料が乗っていた


片付けながら、ふと疑問を持った


「なんでＭＡＳＱＵＥ ＲＯＵＧＥのことをあんなに知ってるんだ？ はぁ、これも問いただすか。」


ここからわたしたちが共に謎を解いていくことになるなんて――――――――









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―――――――――このときはまだ誰も知らない

転入生か　ｂｙ彩→←宝石が盗まれたんだぜ！　ｂｙ彩

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