第５４話 ページ7
控え室に戻って、テレビをつける
飯田とサポート科の戦いだった
ここで勝った方が次マナと戦うから見ておかないと
サポート科のサポートアイテムと飯田のスピードはどっちが上なんだろう？何となくマナは攻防戦が行われていると思ってた
けど、テレビを付ければそれは全然違っていた
『どうです？私のベイビーは！！』
サポート科がサポートアイテムをつけているのは、わかるけど、飯田がサポートアイテムをつけてるなんて。なんなら、サポート科よりもガッツリつけてない？
飯田はサポート科と真面目に戦おうとしてるけど、サポート科のつけたアイテムが飯田を感知し、本人は何もせずに飯田の突進を避ける
そのアイテムの脚が飯田の脚に躓き、飯田が転けそうになるが、背中につけたオートバランサーがそれを防ぎ、なんならサポート科へ方向転換まで行った
飯田はそっから、ほぼ自分の意志なくサポートアイテムに動かされていった
こんなん見てても、対戦相手の情報は掴めそうにないし、観客席に戻って勝己と一緒に見よ
･
観客席に戻っても飯田とサポート科の戦いは続いていた
｢長くない？何分くらい？｣
｢10分くらいじゃね？｣
『それらのアイテムを開発したのはこの私！発目明です！サポート会社の皆さん、発目明、発目明、発目明をどうぞよろしくお願いします！！』
そう言って、サポート科は自分で線の外に出た
｢あ、発目さん場外、飯田くん2回戦進出！｣
｢うわ、なんかもやっとする｣
｢マナの次の相手、飯田だな｣
｢何も情報ないけどね｣
｢まぁマナならいけるって｣
｢そうそう、俺らの分も頑張ってくれよ｣
｢うん｣
｢じゃあ俺らもそろそろ行くか！｣
と、切島と勝己が立つ
｢切島と爆豪、もう行くのかよ？マナなんて2個前の試合見てから行ったぞ？｣
｢俺はちょっと緊張しちまって、１人になって気持ち作っときたくて、爆豪は…｣
｢あぁそっか、勝己は身体解して気持ちも作るもんね、解すの手伝おうか？｣
｢…いい、そこで見てろ｣
｢じゃあ俺そろそろ行ってくるわー｣
｢お、いってらー｣
｢勝己、切島、頑張ってきて｣
｢おう！｣
｢ん｣
｢なぁ！それ俺ら言われてねぇ！｣
｢上鳴はマナの対戦相手だったじゃん！｣
｢じゃあ俺は？｣
｢んー、ドンマーイ｣
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作者名：式部夏海 | 作成日時：2019年12月8日 21時
