第７５話 ページ28
｢出久｣
｢あ、マナちゃん。どうしたの？｣
あれからすぐ、食べ終えて、瀬呂と一緒にデクに会いに行った
デクには指名が入ってなかったから峰田達と一緒にどこに行くかを話していた
｢瀬呂に指名入れてる事務所について聞きたいんだけど、いい？｣
｢うん、いいよ！｣
｢ありがとな、緑谷｣
と、瀬呂が指名リストをデクに渡した
｢えっと、この飛躍ヒーロー、リープはね、迷子の子供の面倒を見たり地域の手助けをしているから地域の人に人気があるんだ
あんまりヴィランと戦うことはないんだけど、強盗や万引き犯を捕まえるときに出す蹴りが凄くて！普段とのギャップを見た地域外の人にも人気なんだ！｣
オタクモードに入ったデクが瀬呂に詰め寄る
｢お、おう、流石緑谷、よく知ってるな｣
｢うん、実は色んなところでバイトしてて、昔は僕の地元にバイト先があったみたいでよく会ってたんだ｣
｢へぇー｣
｢でね、次のこの＿｣
デクは瀬呂に残りの17個の事務所について話始めた
｢あ、轟！｣
轟が入ってきた
いつもデクと一緒にお昼を食べてるから、トイレとかかな
｢マナ、どうした？
｢うん、出久に瀬呂の職場体験先について用があってね、で｣
「マナは職場体験先、決まったのか？」
遮ったな
「マナは轟に用があって。マナ、エンデバーの事務所に行くつもりなんだ」
「!? いいの＿」
「轟との婚約問題がちゃんと終わってないけど、だからってNo.2の事務所で職場体験なんて機会、無駄にするなんてしたくないから」
さっきの仕返しを込めて轟の言葉を遮った
「マナが行くってなったら、轟に迷惑がかかるから行ってもいいか聞こうと思って。行ってもいい？」
「あぁ、もちろんだ。よろしくな」
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作者名：式部夏海 | 作成日時：2019年12月8日 21時
