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けれど巻物を読んでいると、
私は巻物を閉じる。いつの間にか膝の上に乗ってきていたたまうさをおろした。この建物にもたまうさが放し飼いにされているようで、たまにこの部屋に入ってきてはじゃれついてくるのだ。
「たまうさ、今は遊べないの」
「たま〜?」
たまうさは不思議そうにしていたけれど、向こうへ行ってほしいと言ったのが分かったのか、ちょっと悲しそうにしていた。
「
部屋の入り口の方から声がした。
「は、はい!」
「
「ほ、奉仕ですか?でも、何を……」
「だーいじょーぶー。簡単なやつ……たまうさを何匹か尊い方々へ持っていくだけよ」
よく分からなかったけれど、
「あら、ちょうどいいわね。その子も連れてきてちょうだい」
「はい。たまうさ、おいで」
「たまー」
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ミクミキ(プロフ) - ぱるむのお部屋さん» ありがとうございます!励みになります (2022年6月30日 21時) (レス) id: bce403cc8a (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむのお部屋(プロフ) - たまうさかわいい〜イラストもとてもかわいくて素敵ですね!これからも頑張ってください! (2022年6月30日 20時) (レス) id: 0955046302 (このIDを非表示/違反報告)
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