-家族の愛とは ページ17
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『さて、もうそろそろ地獄に帰りましょう』
そんなA様の言葉に子供たちは残念そうな表情を浮かべた
年相応のコロコロ変わる子供たちに俺はほほ笑みかける
「きっとまたお前たちに会いに来るよ」
「また来てね！地獄のお話沢山聞かせてよ！」
「待ってるよ、錆兎兄ちゃん！」
「…また来てくれよ。暇してるからさ」
花子、六太、茂、竹雄
この四人からは沢山元気をもらった
それを糧に俺も地獄の獄卒として頑張ろう
ばいばーいと手を振る四人に俺もA様も手を振り竈門家を後にしたのだった
道を歩いている時にA様は言った
『あの者たちは既に転生出来る身なのです』
「…え？」
『しかしながら未練が大きすぎる。現世を生きる長男と長女の行く末を見終わらない限りは転生しないつもりでいるそうです』
「……そうだったのか…」
確かにあの四人は炭治郎と禰豆子の話を嬉しそうにしていて、しかし心配している姿も垣間見れた
そして現世の様子を見れる水晶体に毎日のように見に行っていると言っていた
炭治郎と禰豆子の境遇は確かに変わっている
鬼を連れた鬼殺隊。人を食わない鬼
きっとこれから先大きな壁が沢山あるだろう
愛する家族が現世でそんな境遇にいるのだから気が気じゃないはずだ
「また此処に来てもいいですか」
するとAはそうですねえ…と言いかけ
『…錆兎はとても頑張ってくれてますし、それにあの家族も貴方のことを好んでいます。ルートはもう分かると思うので是非足を運んであげてください』
きっとあの四人はお兄さんが居なくて甘えたいのに甘えられないと思いますしね
と、言えば錆兎は嬉しそうに笑った
「…はい！今日のご飯は何にしましょうか」
『…そうですね…豚汁でも沢山作って鬼灯殿にでもお裾分けしましょう』
徹夜続きできっと満足にご飯も食べてないでしょうからね、と遠い目をする
最近は錆兎に付きっきりなためほぼ鬼灯が仕事を受け持っていた
きっと死んだような目で亡者や閻魔大王に当たり散らしてるに違いない
そろそろ私も自分の仕事に戻らなければ行けませんね…と豚汁の材料を地獄スーパーで選びながら考えていた
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Laf;(プロフ) - 何というかもう…この作品に出会えてよかったです😭神作をありがとうございます… (2月18日 23時) (
レス) id: 46457ca4f3 (このIDを非表示/違反報告)
れい - え、好き。ありがとう…(遺言) (5月6日 8時) (レス) id: 58fc769308 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、鬼灯が錆兎に密かに嫉妬してたりとかだと面白いかも…♪ (2023年4月22日 17時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、いつか転生が決まるのかな…その時錆兎はどうするのか…夢主とともに転生してキメツ学園につながるパターンとか？離れなさそうだし（笑） (2023年3月21日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 面白かったです♪続き待ってます！柱たちとの絡み見たいな…。 (2023年3月20日 9時) (レス) @page27 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うる。 | 作成日時：2019年9月11日 14時
