ドS６人が鬱陶しい件について８

#story 8-30 ページ30

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るぅとの手には見覚えがあるような ないような…手のひらサイズの小瓶があった



なんだっけ…どこで見たんだっけ…



小瓶の正体を記憶から引っ張り出すのに気を取られていると、背後から忍び寄る男に目を覆われ…目を開けると、視界が真っ暗になった


…ナレーション コ◯ンっぽいな。



さ)さぁ、さぁさぁさぁさぁ、上を向き、口を開けたまえ



『ウキウキしてるのが顔面見なくても分かるんだが』



さ)だぁってウキウキしてるもーん



『だぁって？もーん？そろそろきもいな』



さ)うるせぇいっ！るぅと！薬をよこしなっ！



る)はいアニキ！



『突然出現した謎の兄弟設定にてんやわんや』



さ)何言ってんの？



『分からねぇ』



さ)まぁいいや。上向いて。



『この流れ的に素直に上むくと思うか？』



目隠しされながら啖呵切るのは相応の勇気がいる


なぜなら…



さ)あら奥さん、…無理強いがお好きなんですか？



と このように、いつ耳元で囁かれるか分かったものじゃないからだ



『っ…』



さ)あぁれれぇ？wそう、そんなに好きなんだァ



この流れはさすがにまずい


それだけは確かに分かること



だが逆を突くと、それしか分からないし、この体制から脱出する方法が見つからない



あ！！なるほど！！ここは久々に強行突破か…っ！！



マイエルボー(私の肘)で後ろのバカ猫の腹をドスッと…ナイス作戦だ！



『はは、まだまだだなお前らァ…っ！！』



久々の必殺技！その名も “ エルボーでボーン ” っ！！



が、不発に終わるなんて、誰か１人は予想出来たんじゃないのかなぁ








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