ドS６人が鬱陶しい件について４

#story 4-37 ページ37

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きら)…さっき振った男の前で色々してくれちゃってさ。無事でいれると思ってんの？



『え、と、先輩？どうしました？いきなり』



私は今、私の服を着た きら先輩に


部屋のベッドに押し倒されてる


なんでかって？


や…私が悪いのかもしんないけど…



ー 数十分前 ー



ショップモールを出て、私の家に近づいてきた


が、もうちょっとの所で雨が降り出した


なんとか私の家に着いたが…



きら)濡れさせてゴメンね。ちゃんと天気も調べとけば良かった。早くお風呂入りなよ？



なんて言われたら…



『こんな雨の中帰せません。上がって下さい』



って言いざるを得なかった


だって、ねぇ？


今日一日、色々あったけど色々してくれたしね


いっぱい…てか全部奢ってくれたし


それに先輩だし


それに、まぁ濡れてるしな



きら)いや、俺は走って帰るから。Aこそ早くお家に入んな？



「お家(おうち)」だって。


子供扱いは好きじゃない


余計に引き下がれなくなった



『いえ、もう決定事項なので。』グイグイッ



そう言って強引に腕を引く



きら)ぇ、ちょ、え、無理無理、帰るって！



『……』



きら)無言はずるいよぉ〜(´△｀;)



なんて言う先輩を横目にグイグイと引っ張る



『はい！お風呂ですよ！服とタオル置いとk_きら)待て待て、お前が先だ



『え、いや、先輩が先で』



きら)先に入らなかったら一緒に入る



『や…や、でも…』



きら)よし！じゃあ入ろっか？(＾∇＾)



『いえ、１人で入ります』



きら)よろしい



くっそ…段々私の使い方が分かってきたようだ…


天才はやっぱり嫌だわ



きら)じゃ、ソファーで待たせてもらうね



『…はい』



先に入るからにはすぐに出なければ、と思い


私史上最高スピードで風呂を上がった



『はい！お待たせしました！』



きら)はやw



『はい！ではどうぞ！』



きら)ん、なんかね、乾いてきたから もう良いかも



『ダメです。入って下さい』



きら)あ、まだ髪濡れてる。乾かしてあげるよ



『大丈夫です、早く入って下さい』



ヤケにしぶるな



きら)ん〜…わかった。入らせてもらうね



『はい』



ザアァァアァァ. ..



１人のリビングに無機質な雨音が響く


雨、全然止まないな



なんて考えてると、すぐに先輩が上がってきた



きら)ありがと、良いお湯だったよ



『いえ、あ、それより、雨も止まないみたいですし、泊まっていきます？』



きら)ぇ…や、それはさすがに…



『でも雨だし…ダメなんですか？』コテンッ



きら)いえ全然。



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