【wrwrd】転校生は知らない【学パロ】 (ページ9)

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チャイムが鳴り、兄さんが教室へ入ってくる

俺は去年も1組だったため兄さんがHRをするのも見慣れてしまった
だが今年は運のいいことにシャオロンが前の席にいる

(去年はトントンやったけど今年はシャオロンか。しかも前の席とかラッキーやん。しばらくは退屈しなさそうやな。)

話を聞きながら考えていると転校生を紹介するといい兄さんは扉の方へと歩く

(そーいえば転校生おるって言ってたな。ってか隣の席やし。そこそこ偏差値高いここの試験受かったんやし頭はええんやろうなぁ。)

ぼーっとしていると開いた扉からは黒髪ロングでマスクをした女が入ってきていた

『今日から我々高校に通うことになりました。Aです。よろしくお願いします。』

そういうと丁寧にお辞儀をした

マスクをしていて髪もまるで顔を隠すようにおろされており目元しか見えなった

しかしその目は綺麗な黄色で窓から射し込む光に当たるとキラキラとしていた、俺は思わず魅入ってしまった

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HRは終わりシャオロンがこちらを向く

俺は見逃さなかった、シャオロンがこちらを向く時彼女のほうを見ていたのを

シャオロンと話そうとするとクラスの女子が集まってくる
色々と話しかれられるが興味もなく適当に返事をした

彼女のほうを見てもなんの興味もなさそうにイヤホンをして外を眺めていた

──そんな姿を見ているとなぜだか少し寂しい気持ちになっている自分がいることに気づかず