月が綺麗な夜に貴方と

しあわせなとき ページ29

「あーー！本当っに楽しかった！！」


ベットの上に寝転んで



エディのキーホルダーを見ながら今日の事を思い出す




あの後、ウォヌ先輩は足を痛めた私の事を




おんぶで駅まで連れてってくれたんだ





絶対我慢してた私が悪いのに、



気づけなくてごめんって言われて…




一見無愛想だけど、


思いやりのあるウォヌ先輩の人柄が好きになったんだなと気づいた




おんぶは密着度が高くて少し恥ずかしかったけど、




駅に着くまでの間



先輩と色んな話ができた




最近読んだ本の事とか、、、



あと、私の進路の事とか！




志望の大学は近場の文学部を第一志望にしたんだけど



偶然その大学がウォヌ先輩の今通っている大学だったみたいで、



学内の事とか、試験の内容とか色んな事を質問して



そこで私の進路は完全に決定したのだ




ウォヌ先輩と同じ大学…絶対に行きたい！！！



まあ、そのためには…もっと勉強頑張らないとな〜




それで、話の最後に来月の初めに大学の学校祭があることを聞いた



『学内で一番大きいイベントだし、楽しいよ』



「絶対に行きたいです！」



と１つ返事で行く事になったのだ




今日のお出かけで大分距離が縮まった…とおもうから




学校祭であわよくば告白！？なんてね…




頰が緩みきった顔でエディのキーホルダーに話しかける






その時の幸せ絶好調だった私は







後から起きる事なんか全く予想してなかった

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