あのときの ページ3
町の外れにある古本屋へ行くためのバスに揺られながら、昔のことを思い出していた
小さいときは一人で泣きながらバスに乗ってたな…
でも終点のバス停に必ず祖父が待ってて
そこから古本屋までずっと続く並木通りの下を手を繋いで通ったな
私はいつの間にか泣いてた事なんて忘れてて…
二人で笑って本の話してたな
「…おじいちゃん…会いたいよ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私いつの間にか寝ていたようで、
バスは終点に着いていた
もちろんバス停には誰も待っていない
当たり前のことなのに胸がちくっと痛んだ
そこから並木通りを一人で歩くと、突き当りに古本屋が見える
童話に出てきそうな、赤いレンガ屋根のちょこんとした建物
本のイラストが書いてある看板がなかったら
なんのお店が分からないだろう
少し古さを感じる木の扉には、openと書いてある札が掛かっている
…お店あいてる
じゃあ、この中には青年さんがいるんだ
緊張で喉がゴクッとなった
扉を開ける手が震えて、何度も引き返そうか悩んだ
だけど…
折角ここまで来たんだ、あとは気合だ!
手に力を入れて、思い切り扉を開ける
177人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゴンザレスきらり - 続編お願いします!!この小説大好きです!ウォヌ最高ー ww (2018年7月17日 20時) (レス) id: 2e9e85e03b (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - ゴンザレスきらりさん» 遅くなってしまってすみません!コメントありがとうございます!ラストに向けて頑張ります〜! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - nana さん» コメントありがとうございます!ラスト近いので楽しみにしてて下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - セヨンさん» コメントありがとうございます!ウォヌかっこいいですよねわかります〜!!! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
セヨン - すごくシムクンしました~!やっぱウォヌってカッコいいですねー(о´∀`о) (2018年6月18日 21時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凛咲 | 作成日時:2018年3月21日 20時