月が綺麗な夜に貴方と

しょうげき ページ11

その日の夜、ベットの上でゴロゴロしながら携帯をみる


ああ、
ニヤニヤが止まらない…！！


実は…


ウォヌ先輩とカトク交換しちゃったんです！


やっぱり、仲良くなるには連絡先交換しないとね〜


あ、ウォヌ先輩のアイコン


ポロロに出てくるキツネのエディだ！


アイコンをジッと見ると…


エディてなんか
ウォヌ先輩と似てる…！


なんて可愛いアイコン！！


可愛さに悶えながらベットで足をバダバタさせる



そうだ、なんかメッセージ送ってみよ！


慎重に考えながら内容を考える


「今日はお疲れ様でした！

本も買っていただいて嬉しかったです

これからもよろしくお願いします！」



うーん、こんな感じかな？？

よし、送信！！



返信来るのが待ち遠しい…


ウォヌ先輩ともっと距離を縮められたらいいなあ



ふと、ウォヌ先輩がネタバレしようとした私の口を塞いだ時の事を思い出す



あの時すごく近かったな…

思い出しただけで顔が赤くなる


ウォヌ先輩、すごくいい匂いしたな


ニヤニヤしながら色々妄想してると


ピロンっと
携帯の通知がなった


あ、ウォヌ先輩から返信きた！


急いで開くと
返事は

『おう』

…
いや、おうって短っ！冷たっ！

なんか少し寂しいな〜


と、携帯を眺めてたら

もう一件ピロンっと通知

あ、またウォヌ先輩から

『明日も来れるの？』


も、もちろん行きます！！！！


と言いたいところだけど


明日は学校がある


放課後にいけたとしても


学校から古本屋までは遠いところにあるから


居れたとしても一時間もないだろう



そ、そんなあ…


全然学校のこと考えてなかった


週に二日しか会えないなんて

寂しすぎるよ！


でも、しょうがないよね…



その旨をウォヌ先輩に伝える

なんて返信来るんだろう


溜息をつきながらトーク画面を見る


ピロンとまた来る通知

見てみると

え！？と思わず声を出してしまった


画面には
『じゃあ、放課後迎えに行ってやろうか？』
の文字



目を見開いて何度も確認する



迎えに来てくれるの？？



しかも放課後…ということは


私の学校までだよね！？！？

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