Family 〜 sho hirano2〜

永瀬廉は1日パパ 4 ページ21

ガチャっと玄関の鍵が開く音ともに玄関から足音が聞こえてくる。









紫耀『ただいま〜。廉、今日はありがとうな。』









廉『おん。平気やで。あ、唯人なら布団で寝ておるかんな。』









時刻は11時。
予定より仕事が長引いたのか遅い帰宅だ。








唯人が寝たのは8時半やから普段から起きてる時間にはなかなか会えないんやろうな…









紫耀『本当だ。可愛いな…。あ、Aどうだった？』









唯人の顔を覗き込みながら奥さんの心配。









ほんま王子様や…俺は一生こいつには敵わへんかも知れへん。








廉『何回か戻したりはしておったけどそんなに変わりはあらへんかったで。あとな、唯人がお風呂嫌いな理由は水が嫌らしいねん。』









紫耀『そうなんだ…。水が嫌いってことはプールとか習わせたら治るんかな？あれ…？廉なんで俺のスウェツト着てんの？』








通常運転やな…紫耀。笑







プールって…笑
確かにそうやけど。









廉『あぁ…それは理由があんねん。水が怖いのもあるんやろうけど、一人で大きな浴槽に入るのが嫌らしいねん。って事で俺が一緒にはあってやったんや、そんで紫耀のスウェットを借りたったわけや。」









紫耀は一瞬でパパの顔になって…









紫耀『一人…あぁ、確かに一緒にはなかなか入ってあげれなかったかも。ありがとう廉！今度からは一緒に入るようにする！』







満面の笑みで返事が返ってくる。









廉パパいいことしたやろ？









さーてと！俺も明日は仕事があるし、そろそろ帰りますか！









廉『そんじゃ、俺帰るで〜また明日な。』









紫耀『うん！ありがとう。バイバーイ！』









紫耀の家から出て思うことは…









パパっていいな…ってこと。









今日撮った写真を紫耀のスマホに100枚以上送ったら電話がかかってきて…









‘お前は人の子供のこと撮りすぎ！’








って怒られたんやけど可愛いんやから仕方あらへん！






1日パパ…色んなことがあったんやけどやっぱり…楽しかったで！

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