夏休みの過ごし方2 ページ5
「ただいまー」
あの後、まふまふさんから詳しい話を聞いた
「Aちゃんにやってもらう仕事の説明をするね。えっと、推理はもちろんするんだけどそれにプラスで、歌も歌ってもらう。仕事はこれだけかな、それと、うちの事務所は特殊で、学校の長期休暇のみの活動なんだ」
「長期休暇のみ…」
「あぁぁ!心配しないで、住み込みって言ったけど、シェアハウスみたいな感じだから普段から生活してもらって構わないよ」
「そうなんですか??」
「うん。じゃあ取り敢えず明日から実践しようか、ちなみに、親御さんには許可をもらってるから、必要最低限の荷物を明日は持ってきてね。荷物は後で届くから。」
「わ、わかりました」
「じゃ、また明日、裏門で」
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こんなにうまく話って進むのか?
「まぁ。ここにいるより全然いいか」
「A夕飯できたよ」
人に許可もなく入ってきた母親を見つめ
私は下に降りた。
「いただきます」
今日は珍しくちゃんと作ったらしく普通のご飯だ
「あんた、あしたから寮の生活になるんでしょ?いやー、聞いた時はびっくりしたけど取り敢えず一人減るしいいかって思ってるから」
「あー、うん。」
彼女がAに興味が無いのは十も承知のこと。
今更過ぎて驚きもしない。
息がしずらいリビングをさっさと抜け出し
明日の準備をした。緊張なんて少しもない
明日からが楽しみだった。
プロローグ Fin
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作者名:海梅 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/miumedesu
作成日時:2017年7月30日 11時