【学生長期休暇限定】少し変わった歌い手探偵事務所 (ページ12)

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もうお家に戻れないページ12

歌詞さんが突然私の手を引いた

「え？」よろめいた私を歌詞さんは抱きとめそして、

歌「ごめんなさい、今も変わらずAが好きなんで」

と夏子おばさんにいった。

当たり前だがもう、後ろは向けない

なぜなら背中にくる視線が痛いからだ

それに気づいてる歌詞さんは私の手を引いて外へ出た。

ガチャン

歌詞「Aごめんね余計なこと言って。」

「…気に、しないで？」

歌詞「なんか、夏子さん見てたら少しカッとしてさ。それに妹ちゃんもなんか、媚び売ってるみたいで」

「よく…わかりますね？男の人って別に誰でもいいんだと思ってました…」

歌詞「あははっ。俺が好きなのは今も昔も変わりません」

そう言って舌を出す歌詞さんは少し子供っぽくてでも、大人でその魅力にドキッとしたことは

秘密にしておいてください。

私は赤くなる顔を隠すように顔を背け

「そういうところ、今だにずるいよね司」

と、からかい気味に言った。

どうせ効かないだろ受けだと思い歌詞さんの方を向くと

司は、手で口を押さえて顔を真っ赤にしていた。

ただ、それに気を取られすぎて、歌詞さんが「可愛すぎ」って呟いたことは聞こえなかった。