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15話 ページ15
私はその傷を隠すようにグローブを外してを洗う
「天月…いや、私には何も出来ないから何もしない。ただ、何かをしようとは初めから思ってない」
ふと目をあげるといつもの気持ち悪い私が写っているのが見えた。
笑ってもいない、考えてもいないかもしれない、その顔をむりやり変え
真冬のとのところへ行く。
「…真冬？」
部屋に入るとそこに横たわる天月と
真冬、そして
「…��」
「Aさ、天月のこと知ってるんだよね」
「…知らないよ」
��の目は明らかに光を失った目
そして、私を恨むような目をしていた。
「嘘つくなって」
ふらっと一歩踏み出す��。
私はその光景が過去とかさなり、
思わず声を荒げてしまった
「ついてない！」
これには��も驚いたみたいで、
「ごめん」と後ろに下がった
「…暫く、1人にして」
私は真冬と��を追い出し
寝ている天月の近くに行きため息をつく
「……ごめん…なさい」
何に謝るかなんて決まってない
だって、全てがいけない気がするから
「……私が…あの時ちゃんと言ってれば…」
後悔しても仕方ないだから
「もう一度…チャンスをください」
聞いてるはずない天月にそっとつぶやき
ベッドのそばを離れようとした…のに
- 金 運: ★☆☆☆☆
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聴きながら読むのにオススメ曲
フラジール(そらるluz）
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作者名：海梅 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/miumedesu
作成日時：2016年11月19日 22時
