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2話 ページ2

客席にカクテルを置き、戻ってくると

カウンターを防ぐように彼方が立っていた

「おい、お前さ、気づかないメッセージを込めたところで…」

「関係ないから」

言いかけのセリフを切り捨てるように

冷めきった声で止める

空に応えるように彼もまた、

私に同情というなの、

冷たい視線を送る。

【一ノ瀬彼方(別名:そらる)
黒い艶やかな髪に、細い指先。
何より特徴的な目で通い詰める彼女たちを落としていく。】

彼は、彼の言葉を遮った私をみると

「…お前がそこまで言うなら…なにも言わない。けど…その傷手当てしてこいよ」

と、さっきできた肩の傷を撫で

カウンターに戻っていく。

「余計なお節介よ」

パッと肩にかかる髪を払いのけ

待機室へ向かった

3話→←1話


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聴きながら読むのにオススメ曲

フラジール(そらるluz)


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作者名:海梅 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/miumedesu  
作成日時:2016年11月19日 22時

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