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＿
「そういえば、ユキちゃんのこと助けてくれたの翔太だったんだね」
泣きながらご飯を食べてたかと思いきや片付ける時にはケロッとしている彼にそう話しかけられた。
「どっかで見たことあると思ってたけど、まさか隣に住んでる人だとは思わなかった」
「今日、家来たでしょ?」
「え、なんで?」
「お前にあげるドーナツ持って職場に来てたから」
「…あぁ。それなんだけど、」
話そうとしてやめた。
また泣かれるかもしれないと思ったから。
「なによ」
「いやなんでも」
「なんでもなくないでしょほら!」
「…」
「なんですか?」
洗ったおたまをマイクに見立てて私に向ける。
「私、別にドーナツが好きなわけじゃない」
「えぇ!?小さい時あんなに食べてたのに!?」
「それは…お父さんと一緒に食べるから好きだったってだけで」
静かになった彼にやっぱり泣いてる?と視線を移したら真逆だった。
気持ち悪いほどに口角を上げている。
「今度一緒にドーナツ食べような」
「無理」
「えっ、なんで?今だって好きって、え?うそ?」
「…」
「…ほぉーん、わかったぞ。パパより翔太がいいんだろ」
「は?なんでそうなるわけ?」
「翔太、いい男だろ」
「…何言ってんの」
「キリッとしてスタイルもよくて性格も優しいやつだぞあいつは」
「だから?」
「だから?じゃなくて。ほら、そんないい男と2人でドーナツ食べて恋心とか芽生えないわけ?」
「こいごころ?」
「キュンとかさ」
「きゅん…」
「なに、恋したことないの!?」
「ない」
「だめだめ!もったいない!パパはAの相手が翔太なら許すぞ!」
「いや勝手にいろいろ頭の中で進めないで」
「まあいつかわかるよ。勉強とか仕事は教えられるけど、さすがに恋は教えられないからなぁ。でもそれなりに恋愛してきたから相談には乗るよ」
「…なんでそんなノリノリなん」
「好きな人できたら教えてね」
「いや」
「拒否」
「無理」
「親としてどんな男が好きなのかちゃんと見とかなきゃいけないだろ?でも翔太なら」
「お風呂入ってくる」
「ああちょっとA!逃げるな!」
恋とか愛とか、私にはよくわからない。
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涼-suzu-(プロフ) - 白昼夢さん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。こちらこそこれからも涼さんの作品を愛してあげてくださいませ( ˶'ᵕ'˶ ) (2023年3月31日 15時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 初めまして！新作待ってました（ ; ; ）ずっと陰ながら応援させていただいて、、凉さんの作品全部読み漁るほど大好きなんです(´༎ຶོρ༎ຶོ`これからも素晴らしい作品お待ちしてます！頑張ってください！！！ (2023年3月31日 0時) (レス) id: 40e11ba78b (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 茉子さん» 泣かせてしまってごめんなさい(´；ω；｀)いつも私の作品を読んでくださってありがとうございます。私も大好きです！ (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» ツンデレとツンデレのコラボ(？)です！幸せにするんで一生ついてきてください(もはやプロポーズ) (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
茉子(プロフ) - 泣いたんですが😭子どもへの気持ち分かるだけに…続きも楽しみです。涼さんの作品全部読んでます☆大好きです😊 (2023年3月28日 18時) (レス) @page24 id: 0c861b61c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年3月26日 15時
