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翌日、朝起きたらダンボールの中にいたはずの子猫は私の脇の下ですやすやと眠っていた。
「寝返りうって潰さなくてよかった…」
リビングのソファーで大いびきをかいている彼を尻目に子猫のご飯を用意した。
「いっぱい食べて大きくなれよ」
そういえば…名前なんにしよう。
「クロ…は、ありきたりすぎか」
いい名前ないかなぁ。
なかなかピンとくるものが思い浮かばないまま時がすぎていった。
「すいません、わざわざ」
「全然いいよ。息子たちはみんな学校だし、奥さんも仕事でどうせ1人だったから」
中学を卒業してから高校には行かずアルバイト生活をしている私。
その職場でいつもお世話になっている佐久間さんが子猫を動物病院に連れていくのに送迎を申し出てくれた。
予約までしてくれていてお昼すぎに家まで迎えに来てくれる。
あの人は、数分前にふらふらとどこかへ出ていった。
多分またパチンコか、競馬だろう。
「本当に捨て猫?ってくらいいい毛艶だね」
「多分、捨てられて間もなかったんだと思います」
「オッドアイか。珍しいね」
「オッドアイ、」
「左右の瞳の色が違うことをオッドアイっていうんだ」
「…へぇ、オッドアイ」
「お父さん、飼っていいって?」
「…お父さんじゃない」
「んふふ、ごめんごめん。社長ね」
「何も言われなかったから多分大丈夫だと思います。それに、あの人もかわいがってたし」
「よちよち〜かわいいねぇ〜みたいな感じでしょどうせ」
「本当にそれ。気持ち悪かった」
「こらこら」
私が一緒に住んでいるあの人はバイト先の社長。
お父さんとは、思いたくない。
パチンコばっかりでだらしなくて、なにがお父さんだ。
病院に着いたら佐久間さんも一緒についてきてくれる。
佐久間さんの家でも犬を飼っていてお世話になっているところなんだとか。
私が上手く話せないところを獣医さんたちとスムーズにやりとりしてくれて子猫の検査を済ませた。
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涼-suzu-(プロフ) - 白昼夢さん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。こちらこそこれからも涼さんの作品を愛してあげてくださいませ( ˶'ᵕ'˶ ) (2023年3月31日 15時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 初めまして！新作待ってました（ ; ; ）ずっと陰ながら応援させていただいて、、凉さんの作品全部読み漁るほど大好きなんです(´༎ຶོρ༎ຶོ`これからも素晴らしい作品お待ちしてます！頑張ってください！！！ (2023年3月31日 0時) (レス) id: 40e11ba78b (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 茉子さん» 泣かせてしまってごめんなさい(´；ω；｀)いつも私の作品を読んでくださってありがとうございます。私も大好きです！ (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» ツンデレとツンデレのコラボ(？)です！幸せにするんで一生ついてきてください(もはやプロポーズ) (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
茉子(プロフ) - 泣いたんですが😭子どもへの気持ち分かるだけに…続きも楽しみです。涼さんの作品全部読んでます☆大好きです😊 (2023年3月28日 18時) (レス) @page24 id: 0c861b61c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年3月26日 15時
