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＿
「そっかそっか」
なんて言いながらニヤけている。
こいつ、絶対私のことバカにしてるよ。
なにもできないと思いやがって。
「料理も掃除も洗濯もしようと思えばできるし」
私の言葉に彼はキョトン顔。
「してくれる人がいるからやんないだけだし。できるよ、そのくらい」
「…」
「トマト鍋、私が作る」
「え」
素っ頓狂な声を無視して髪をひとつに束ねた。
そしてキッチンの前に立つ。
「…」
「Aちゃん…?」
「…どこに何があるかだけ教えて」
「んふ、一緒に作ろ」
「!」
「2人で作ったらきっと楽しいから」
ね?と微笑まれてまた胸の奥がザワつく。
そんな私を他所に手を洗って手際よく準備を始めるたつ。
それに気づいて私も手を洗った。
「ほんとにトマトジュースで美味しい鍋ができるのかね」
「それはできてからのお楽しみってことで」
たつは自信ありげに口角を上げる。
まずは野菜を適当な大きさに切っていく。
キャベツから。
「待って」
「なに」
「怖い」
「なにが」
「包丁。指、切りそう」
「最悪ちょっと切れても」
「だめ!絶対だめ!Aちゃんの綺麗な手に少しでも傷があるとか耐えらんない!」
「その時だけじゃん。ちゃんと治るんだし、」
「あ!そうだ!じゃがいもと人参の皮むいてよ!はいこれピーラーね。それも手ぇ気をつけてね」
「…」
たつは結局私に包丁を握らせてくれず、ほぼ彼の力で鍋ができた。
全然納得できなかったけれど想像よりもはるかに美味しい鍋ができあがっていて、食べ始めたらそんなことなんてどうでもよくなっていた。
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涼-suzu-(プロフ) - mamemiyaさん» ぜひたっくんの頭よしよししてあげてください。きっと喜ぶと思います( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ! 幸せをお届けできてよかったです！ (2023年3月20日 17時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - いくさん» こちらこそありがとうございます。どこまでもヒロインちゃん大好き甘々たつくんでした！ (2023年3月20日 17時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ステキです！ふっかよく頑張った（どこ目線）と頭撫でたくなりました。とても幸せな気持ちになれました。 (2023年3月20日 11時) (レス) @page45 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキすぎるー！！！after storyです。ありがとうございます。 (2023年3月19日 22時) (レス) @page45 id: b9250881d5 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！でろでろすぎて私の脳みそ溶けました〜(危) (2023年2月12日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年2月3日 15時
