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時刻は22時過ぎ。
ラウを帰してあげないと電車がなくなってしまう。
「あ!いいこと思いついた!」
「…?」
「私、ラウの家泊まりたい!」
「はぇ!?」
「明日予定ある?」
「えっと、バイトが17時から…くらい?」
「ほんと!?せっかくだからお酒飲んでみたい!行ってもいい?」
「ええ…いや…いいけどぉ…」
「2人がいいならいいんじゃない?」
ラウが困ったようにお母さんの方へ視線を向けたらお好きにどうぞと言うだけ。
もっと困り顔になった。
「…ラウがいやなら行かないよ?」
「あー待って。嫌とかそういうことじゃないの。なんていうか、うーん…むずかしいなぁ」
「…?」
「うん…わかった…。いいよ。泊まりおいで」
「やったあ!」
私はハイスピードで自分の部屋に行き泊まる支度をする。
再びリビングに戻ったらテーブルに突っ伏しているラウと笑っているお母さん。
「何話してるの?」
「内緒」
「えー!私誕生日なのにぃ…」
「それ関係ないから。ラウちゃんに迷惑かけちゃだめよ?」
「わかってるし。もう子どもじゃないから」
「お酒も最初からグイグイ飲んじゃだめだからね。わかった?」
「はーい」
「よし、あとはラウちゃんに任せたよ」
「…はい」
ラウは顔をあげて、よしと呟くと立ち上がった。
「じゃあ行こっか」
「お世話になります」
玄関でお母さんに見送られて家を出る。
久しぶりに2人で並んで電車に乗ったらほとんど人は乗っていなくて、だけど小さな声で話した。
最寄りで降りてコンビニに行ったらお酒コーナーでラウがチューハイの味を説明してくれた。
桃と葡萄とコーラとカルピス。
カルピスにしたら、ラウもそれにするって2つ手に取った。
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涼-suzu-(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。続きが見たいとおっしゃっていただけて嬉しいです。これからもそう言ってもらえる作品作ってくぞー！おー！← (7月16日 7時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュン切なくなりました、このお話しの続きみたいです (7月15日 21時) (レス) @page46 id: 05f782ac8f (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます。一気読みでもちょい読み(とは)でもなんでもOKです！笑 ぜひこの後もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (2022年11月27日 0時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - キュンキュン通りこしてギュンギュンしちゃいましたー♡ちょっと出遅れたけどその分一気読みできて大満足です。ラウちゃん良かった〜♪引き続きカラフルシリーズ期待してお待ちしています。 (2022年11月26日 0時) (レス) @page44 id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。キュンとほっこりでもち様の心を癒せていたら嬉しいです。これからもぜひよろしくお願い致します☺︎ (2022年11月21日 21時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年11月14日 15時
