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「2人でかかってきても俺には勝て…な…?」
ゲームコントローラを持った涼太先輩は私たちの方を振り返って、コトンッとそれを手から落とす。
「えっ、と」
「涼太、どうしよう。妹が可愛くなって帰ってきた」
涼太先輩は口を開けたまま目をぱちくりさせている。
「いつもは可愛くなくてすいませんね」
「ああいや、そうじゃなくて…え、どうしたんお前…」
「別にどうもしない」
「…男できたんか」
「ちーがーう!な、渚が、私のヘアアレしたいってただしてくれただけ。…なにもないから」
渚も何度か家に遊びに来たことがあってお兄ちゃんとは面識がある。
「…なんだナギか」
お兄ちゃんはホッとしたように私の手首を離す。
「このゲームどうしても涼太に勝てないから、Aに協力してもらって涼太を倒そうと思ってたんだよ」
「…そう」
「そしたら知らん子いたかと思ってびっくりしたわ」
「お兄ちゃん失礼じゃない?」
「ごめんって。今みたいにしてんのも似合ってるぞ?な、涼太」
「いつものポニーテールも今もAちゃんに似合ってるよ」
「うわっ、お前…男として100点の回答してくんなよ」
やっと口を開いたかと思えば…またそうやって優しくする。
「…ほら、ゲーム、するんでしょ」
私はコントローラーを繋いで、いつもは真ん中に座るけど今日はお兄ちゃんの隣に座った。
「倒そうよ、涼太先輩」
「…臨むところ」
こうなったらとことん見返してやる。
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
