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「ちょっと、ごめん」
Aが俺をすり抜けて部屋に入るから、続けて俺も入る。なんか、嫌な予感すんねんけど。
「望！！！！！」
そうAが大声を出すから、バッと顔を出すと、望はベッドに仰向けになったまま吐いてもうてて、息が詰まってるみたいやった。
「望っ、左向かせるな、�陲舛磴鷦蠹舛辰董◆�
「…………っ、いくで、1、にぃっ、さんっ、！」
俺が「さんっ、」というと2人で持ち上げて左を向かせる。
「�陲舛磴鵝∋笋良�屋から医療道具もってきて、！あと全員呼んできて！！」
バシッと鍵を投げられて。Aは望の背中を強く叩いて、ゴム手袋をしていた。
Aの部屋から医療道具と、神ちゃん、しげを呼ぶ。
流星はAが来るタイミングで、淳太は照史を呼んだタイミングで来とったから。
「望が吐いた、ノロウイルスっぽいねん。来てくれる？」
そう伝えると、2人とも驚きつつ、マスクをつけてゴム手袋もして着いてきてくれた。
ずっと前に、照史が食中毒になってもうた時のこと、覚えてたんやろな。
俺の部屋に戻ったら、Aは望の口に手を突っ込んで嘔吐物をかきだしてあげてた。
辛そうやけど、息ができるようになるためには、せなあかん事やから仕方ない。
「望、わかるー？」
俺が背中を強く叩いて、Aは吸入器の準備をすることに。
しげが望の口に手を突っ込んで吐かせてあげて、神ちゃんは反応があるか確認。
前にもこんなことあったなぁ……。
騒ぎを聞き付けたらしく、スタッフさんの声が聞こえてきた。
淳太と流星が丁寧に対応してくれてる。ほんま、頼りになるわ。
「のんちゃん、聞こえるかぁー？お、分かる？神ちゃんやで？」
「……っはぁ、か、み、」
「おんおん、辛いなぁ？今はもう吐かへん？」
「ん……っ、はぁ、」
「右のベッド移動させるな、Aが今吸入してくれるから大丈夫やで」
ぎゅっ、ぎゅと望の手を握りながらそういう神ちゃん。
神ちゃんの優しい声に望も安心したらしく、少し力が抜けた。
「小瀧、今から移動させるな？動くで、せーのっ、」
しげが「せーのっ、」と言った瞬間に持ち上げて、今度は右のベッドに移動させる。
「吸入するな、ゆーっくり息しよ」
肩で息をする望。あさーく息してもうてる。
「ゆっくり、すーーっ、はーーー、…ん、そうそう」
さて、左のベッドも片付けなあかんな。
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colorful(プロフ) - 桃りんごさん» すごく嬉しいコメントありがとうございます！同じ話を別視点で書いているのですが、そのせいで1つのストーリーがめちゃくちゃ長くなってしまうのかなぁ…分かりにくいかなぁ…と思っていたところでした(笑)そう言ってくださって嬉しいです！ありがとうございます♪ (2020年1月5日 0時) (
レス) id: 81f85c10a3 (このIDを非表示/違反報告)
桃りんご - めちゃめちゃ面白いです！表現が上手くて凄い分かりやすくて最高です(笑)これからも更新楽しみに待っています！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0721983257 (このIDを非表示/違反報告)
colorful(プロフ) - ゆのさん» リクエストありがとうございます！了解です(´◇｀)設定等ご希望ありましたらいつでもお知らせください！ (2019年11月30日 8時) (レス) id: 81f85c10a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - 楽しみに読ませて頂いています！「ありがとうでいいから」のエピソードにあった照史くんの食中毒の時のお話が読みたいです。もしリクエスト大丈夫であればお時間ある時に書いて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: e3fbf7b6ee (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - colorfulさん» ありがとうございます！ (2019年9月24日 7時) (レス) id: 8b470e4b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miracle | 作成日時：2019年8月3日 0時
