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藤井side
俺らが下に降りていく時、バチッと目が合ったのは照史。
"よろしく頼む、流星"
そう、言われている気がして頷いた。
照史にとって神ちゃんは、多分弟みたいなもん。
淳太や�陲舛磴鵑發�な。
しげや俺にとっては親友で、同期で、戦友で。
Aや望にとっては、お兄ちゃん、とか。
ジャニーズWESTにとっては、おかんっていう立場にいる神ちゃん。
元々5人兄弟の次男でもあるからか、なかなか弱い所を見せてくれへん。
ほら、Jrのころも尖ってたし(笑)
……やから、俺は、というか多分みんな、ちゃんと神ちゃんの口から弱音を聞きたいんやと思う。
弱い所を見せて欲しい、頼って欲しい…って。
「ゆっくりでええから、話したい時でええから、な？」
ずっと、さっきから頭抱えてる神ちゃん。
一瞬、ビクッと肩が揺れたと思うたら、ずずって鼻をすする音。
あぁ、泣き出しちゃったか……。
「大丈夫大丈夫、いっぱい泣きや」
徐にしげが立ち上がって、ソファの隣にある簡易キッチンでココアを作り出す。
お湯を炊く音が、なんだか心地よかった。
頭を抱えていた手が、ぱっと離れたから、俺も神ちゃんの背中から手を離す。
ちらっと顔を覗くと、まだ涙を流したままで。
気づいたら、肩を引き寄せていた。
「……りゅ、せ、」
「……寄っかかってええよ、」
そう言うと、俺の左肩にちょこんと頭を乗せてきたから、俺は神ちゃんの左肩を摩る。
「…………ぐすっ、んん、」
「神ちゃん、ココア。飲み？」
「ありが、と……」
しげが神ちゃんにココアを差し出したんやけど、お礼を言うだけで受け取ろうとしない。
「神ちゃん？……今はいい？」
しげが顔を覗き込むと、神ちゃんは小さく口を開いた。
「……あんな、おこらんで、な？」
「ん？怒らんよ、絶対」
「…………胃が、何も受け付けへんくなった、の
全部吐いてまうし、なんなら…吐いたあとも、太るんやないかなって思って指突っ込んでまうねん、｣
「……そう、やったんや」
しげがそう呟くと、コクリと頷いた神ちゃん。
"拒食症"ってやつ、なんかな。
「……やったら、一緒に食べよ。治そう」
「……ありがと、」
俺がそう言えば、神ちゃんは力なく笑った。
これから、長い長い闘いが始まる。
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colorful(プロフ) - 桃りんごさん» すごく嬉しいコメントありがとうございます！同じ話を別視点で書いているのですが、そのせいで1つのストーリーがめちゃくちゃ長くなってしまうのかなぁ…分かりにくいかなぁ…と思っていたところでした(笑)そう言ってくださって嬉しいです！ありがとうございます♪ (2020年1月5日 0時) (
レス) id: 81f85c10a3 (このIDを非表示/違反報告)
桃りんご - めちゃめちゃ面白いです！表現が上手くて凄い分かりやすくて最高です(笑)これからも更新楽しみに待っています！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0721983257 (このIDを非表示/違反報告)
colorful(プロフ) - ゆのさん» リクエストありがとうございます！了解です(´◇｀)設定等ご希望ありましたらいつでもお知らせください！ (2019年11月30日 8時) (レス) id: 81f85c10a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - 楽しみに読ませて頂いています！「ありがとうでいいから」のエピソードにあった照史くんの食中毒の時のお話が読みたいです。もしリクエスト大丈夫であればお時間ある時に書いて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: e3fbf7b6ee (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - colorfulさん» ありがとうございます！ (2019年9月24日 7時) (レス) id: 8b470e4b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miracle | 作成日時：2019年8月3日 0時
