太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝いっしょに・１０＝ ページ41

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

車の音で気付いたのか...

玄関先に宏太と光が出て来ていた＿＿＿＿。



車を停め、運転席から降りた雄也パパが

「あ゛あ゛ッッ!!!」って言って走り出し・・

「う゛ぉッッ!!!」って宏太の声がして

僕が車を降り、玄関に着いた時には

ガシッって２人が抱き締め合って

「「うぉぉ〜〜！っっだよ、お前ひっさしぶりだなっ!!」」

って＿＿＿がし。がしー。ってしてる。



ほぇ？？あ、、あれれ？

しりあぃだったの？・・あ。大ちゃんが言ってた

学校の・・＿＿やっぱし、しりあぃ？？




パッと光を見たら、光も慧さんと

きゃっきゃ。って、女子高生みたいに

ぴょんぴょん。跳ねて

「「わぁぁ〜〜久し振りぃぃ〜〜♪」」だって＿＿



えぇ？？あれれ？？そ、そちらさんもっ？？




僕と大ちゃんは、顔を見合わせ

目を、ぱちくりー。

「「ほぇぇ〜〜〜・・」」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


リビングのソファに座ってお茶を飲みながら

久しぶりに会った悪友と肩を組む、宏太ー。

「いやっ、マッジでさぁ〜〜
　世の中狭いよなぁ・・。なぁ、雄也っ。」


「ああ、ホントだなっ、まさかな〜〜マジ。
　しっかし、宏太。光ちゃんとまだ続いてたとはっ
　愛想尽かされてると思ってたぜっ。なぁ〜慧っ」


「ん。ほんとぉ〜。でも光、良かったね。
　だって、ずーっと宏太先輩の事・・んふふ
　好きだったもんねぇ〜♪」


「もっ。。も〜〜いいんだよっ。慧めっ！
　っと、ゆ〜か・・慧は、雄也先輩と・・？」


「ん。今は＿＿お付き合いしてるの。
　ふふ、先輩への気持ちを断ち切るために
　会わない様にしてたのにね・・ふふ。
　なんてゆ〜か、運命の悪戯でね＿＿」


「運命の悪戯？」


「ん、そう。もし逢っても＿＿先輩が結婚してて
　幸せだったら..諦めてたかもしれない・・
　でもね、離婚した先輩と再会しちゃってさ〜。」


「そぅだったんだー・・。」


「ぅん。オレも悩んだんだけどね・・
　ずーっと隠していた気持ちだったから＿＿
　そしたら、ふふ。大ちゃんがさ・・気付いて
　相談に乗ってくれて..勇気出して言ってみたの
　先輩に、そしたら・・おっけ〜ぃ。って‥
　ふふ。ね、雄也先輩。」


「おお。そうなんだ、
　大貴が背中押してくれてさ＿＿。」


僕はおとなりの大ちゃんを見ながら

「わぁぁ〜〜！！大ちゃんすごいぃ！
　すごぃねぇ〜。大ちゃんはみんなを
　幸せにしてるんだ〜〜！」

「ちょぉ！侑李ちゃん〜〜」

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