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『しょうがない。いいよ。』
「お願い事って言うか、わがままなんだけど、、」
『うん』
海斗の顔を見るといつもと違い真剣で何故かこっちまで緊張してきた。
「ち、ちゃかと、付き合わないで、、ちゃかの事、好きになんないで、、」
『え?』
予想外の事で言葉を失う。
「ごめん。今の忘れて。ちゃかなら幸せにしてくれるし大丈夫。」
なんて1人で自己解決しちゃってるし。
『え、待って待って。私ちゃかくんの付き合わないよ?』
「え、?そう、なの?」
『うん。』
だって、私の好きな人、、海斗なんだもん。
なんて言えるはずもなくてただひたすら目の前の海斗を見つめるだけ。
「よかった...。」
緊張が解けたようにへにゃっとなる海斗。
「俺さ、最近Aとちゃかがめちゃくちゃ仲良くなってて焦ってたの。Aが取られるんじゃないかって。」
え、うそ、、、
「俺やっと気づいたんだ。昔も今もAの事好きなんだって。」
うそ、でしょ、、
「え、ちょAなんで泣いてんの?ごめん。やだったよね。忘れて!」
気づけば私の目からは大粒の涙が止まらなかった。
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ふくろう(プロフ) - 秋桜さん» いえいえ、すいません。いつも楽しく読ませて頂いてます、頑張ってください! (2021年1月31日 23時) (レス) id: a22c3cda80 (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - ふくろうさん» 教えて下さりありがとうございます!!只今全て公開しました! (2021年1月31日 23時) (レス) id: a73fb5d769 (このIDを非表示/違反報告)
ふくろう(プロフ) - すいません!!間違えて公開しちゃってませんか…!? (2021年1月31日 22時) (レス) id: a22c3cda80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋桜 | 作成日時:2021年1月26日 0時