シューズを履いて

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〜 松倉side 〜





『え？全然いいよ？』







俺が勇気を振り絞って誘ったのにAは特になにも気にしてないのかあっさりOKが出た。








『あ〜夏休み楽しみだな〜！！』








どこ行く？あ！皆に連絡しなきゃ！って1人でわくわくしているAを見て可愛いななんて思ってしまう。







Aは俺と2人で遊びに行くことをどういう風に思ってるんだろう。








デートとかそんな風には思ってないんだろうな。







てか、なんでこんな事考えてるんだろ。








『...いと？かいと？？』








「っえ！なに？どした？？」







『いやずっと呼んでたよ？(笑)』







「ごめん。考え事してた。」







『なにそれ(笑)海斗らしくないじゃん』







「俺だって悩みの一つや二つあります〜。で、どしたの？」








『いや、大したことじゃないんだけど。私も夏休み海斗とどっか行きたいって思ってたから。誘ってくれてありがとね？』






そう微笑むAに胸を締め付けられたのはきっと勘違いじゃない。







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