友人の遺言通りに救う側の人間になります。

40話 ページ41

なんだろう…



俺…



死ぬのかな…




凄く嫌な予感が…



降谷「この状況で…一体何をやろうって」



まさか…


萩原「そいつは…みての…お楽しみ…だぜ！！」


萩原がハンドルを思いっきり回した。



『おい…ほんと…ゲロるか…ら』


車が斜めになった。


そして萩原は赤色灯を投げ飛ばし



空中に車が飛んだ。



『ﾋｴｯ…』



車って…


空



飛ぶんだな…



萩原「一雄、生きてる？」


『…なんとか…な…』


が、


『おい……この先道ないんじゃ…』


萩原「降谷ちゃん急げ！もう道がない！！」



頼む…


頼むよ…

俺はもう…



これ以上


目の前で


萩原「アクセルだ！アクセルしかねぇ…踏めェゼロ！！！」



車とトラックが飛んた。



車は届いたが、



トラックもぎりぎりで届いた。


俺と萩原は急いでトラックに向かった。



萩原「おい！？大丈夫か！？ゼ…」


『！！！』


降谷とトラックの運転士は無事だった。


降谷「でも君のアドバイスは的確だったよ…あれがなきゃ今頃は…」


萩原「いや俺じゃなく…アイツならそうするだろうなーって」


確かに



『一応無事そうでよかった…けどな降谷…萩原
自分が死んだら悲しむ人間は
自分が思うより大勢いるだから命を無駄にするなよ！！！いいな？！次同じことしたら、
俺が絶対許さねぇからな！！！』



萩原、降谷「！！！」



『わかったら返事しろ！！！』


萩原、降谷「は、ハイ」


流石に心配したわ！！！！



けど



死なないでよかった…


あとゲロらなくてよかった……

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