友人の遺言通りに救う側の人間になります。

4話 ページ5

高校を卒業して


俺と伊達は同じ大学に進んだ。




伊達にはナタリーさんという彼女が出来た。




お似合いだな…




ナタリー「カズ君！ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」


『ん？』


ナタリー「航から…その…料理が上手いって聞いて…」


『……まあ…上手いかは知らないけど…人並みには…』


ナタリー「航にお菓子をあげたくて…初心者でも作れるお菓子とか…あるかしら…」


『うーん…無難にクッキーとか…あとホットケーキミックスでできるカップケーキとか…あ、琥珀糖とかどう？宝石みたいで綺麗だよ』


ナタリー「！！」


『ナタリーさんが作ったものなら伊達はなんでも喜んでくれると思うよ』


ナタリー「じゃ、じゃあ…その琥珀糖を作りたいわ！」


『いいよレシピ教えてあげる』


HAHA…伊達も素敵な彼女さんでよかったな


『ちょっと難しいかもだけど
溶かして固めて放置すればできるから』


ナタリー「相談乗ってくれてありがとう！カズ君！」


『はいよ〜』


さて…と、


俺もなんかお菓子作るかね…













伊達「ナタリーに作り方教えてくれたんだろう？
ありがとなカズ
琥珀糖美味かったよ」


『そりゃあどうも
はいコレ…ナタリーさんにも渡しといて』

俺は伊達にガトーショコラを渡した。


伊達「手作りか？」

『おう』

伊達「サンキューな」

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