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"改めて俺と付き合ってください"



そんな彼の言葉に私は「え、」と声を漏らした。


急展開すぎて頭が全然追いつかない。






__千羅くんの好きな人は、佐野さんじゃなくて私?


ってことは私と千羅くんは両思いだったってことで、今私は彼に告白されている__!?








全てを理解した瞬間、カッと熱が顔に集中したのがわかった。

同時に涙が溢れ出てきて、私は下を向いてしまう。


返事しないと、そう思い顔を上げるものの、恥ずかしさで彼の顔をまともに見れない。




「こ、こちらこそ」




そこまで言ったところでよし、と気合を入れて彼の目を真っ直ぐ見つめた。

透き通った黄色。私の大好きな、彼の目。





「っよろしくお願いします。」






そう言って微笑んだ途端、視界が真っ暗になって。

周りから黄色い悲鳴が聞こえた。



そういえばここ教室なんだった、と我に返り慌てて身をよじらせるも、彼は私をがっちりと抱きしめていて離れられない。



「気づくの遅すぎんねん、あほ。」


「っわかりにくすぎるの、ばか。」


「俺、人が嫉妬してるん見て喜ぶようなやつやし かっこよくないし アホやけど、でも、」



そこまで言って千羅くんは一旦、私との間に距離を取った。

愛おしいようなものを見るような目で見つめられ、私の鼓動は早くなる。



「Aの自慢の彼氏になれるように頑張るから。」



飽きんとって欲しい、なんて言う彼に私は微笑んだ。



「当たり前じゃん。ぜっっっったい飽きないから。」



千羅くんのこと、大好きだもん、なんて自分で言って赤くなる。

目の前にいるのは私と同じように顔を赤く染めた大好きな彼で。





とっても、とっても、言葉で表せないほど幸せです。







.







放課後の教室の中心にいる、2人の男女。
周りの目を気にせず見つめ合う2人はとても様になっていて、美しく見えた。







偽物彼女の演じ方。__END

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設定タグ:歌い手 , センラ
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チア - 初コメ失礼します!今更ごめんなさい。この作品は結構前によんで、面白いなぁ、と思っていました。しかし!どうにも頭から離れず、今日で読み返し30回ぐらいです(ガチ)不器用なセンラさんと夢主ちゃん、めっちゃ可愛くてギュンギュンしました。これからも応援してます! (2020年5月13日 14時) (レス) id: 7affdc8850 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - ゆりるさん» コメントありがとうございます !! 返信が遅れてしまい申し訳ないです …… !! グイグイですか …… !! またセンラさんを書かせていただく機会がありましたら是非挑戦してみたいです !! (2020年4月8日 17時) (レス) id: 62e9d26ab9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりる - あ、青春だ…!!←当たり前 とても素敵な作品でした!センラさぁん…もう少し夢主にグイグイ押してもいいんじゃないですか!?例えば…パフェパフェパ(( (2020年4月1日 16時) (レス) id: 1d6446f46b (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 袋さん» コメントありがとうございます !! 沢山褒めていただき恐縮です …… !! これからも頑張ります !! ^^* (2020年3月29日 12時) (レス) id: 62e9d26ab9 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - CIEL☆さん» しえちゃんありがとう …… !! 偶然にびっくりしてる !! 笑 すごい嬉しいですありがとう !! (2020年3月29日 12時) (レス) id: 62e9d26ab9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作成日時:2019年12月7日 15時

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