*32話 ページ32
「あ、で、改めて俺が話していたのはね、MIXとか、MVの事なんだけど…」
『あ、MIXは彼方さんにお願いしてもいい?』
MIXは私出来ないの…
「ん、そんなガッチガチにしなくて良いよね、多分少しのピッチ補正だけでいけそう。」
『うん、雰囲気は出てたし。
で、MVだけど…』
「それはしぃに描いてもらったらいいやん!」
いや、誰だよ気にせずに話していいとか言ったやつ!!!
ふつーに話に入ってきてるじゃん!!!
「…Aに?」
「…Aちゃん描けるの?」
『えっ、あ、うん、描ける…けど。』
私が楓花ってこと2人には言ってないんですけど!
ジトー、とした私の視線に気づいているのか、気づいてないのか、
くろちゃんはまるで自分の事のように話を続ける。
「描けるも何も、しぃはあの楓花やで!!」
「え!?」
2人の視線が私に集中する。
「Aちゃんが…あの天才的な絵を描く楓花さん!?」
『天才的な絵かは分かんないけど、絵を描く楓花さんだよ』
「まじか…」
『うん、でさ、MVなんだけど、なんていうかさ、原作のあのMVめっちゃいいじゃん。』
文字だけですごい、風景が浮かぶもん。
「うんうん、」
『だからさ、私的にはあのままがいいかなー、なんて、』
彼方さんはえぇ、と口を尖らせる。
「でも俺、楓花さんに絵描いてもらいたい……」
『…どーしよ。』
室内がちょっぴし嫌な空気になる。
「あ、じゃあさ!」
そう切り出したのはくろちゃんだ。
「こーゆーのは?
サムネだけオリジナルの絵。」
『あ、それなら……!』
要はサムネだけ楓花の絵で、あとは本家のMVってことだよね。
ちらりと彼方さんを見やると、「それなら…」と、OKしてくれた。
こう、ピンチの時に良いアイデアが浮かぶくろちゃんってすごい。
連れてきて良かった…!
881人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千風凛(プロフ) - 茉莉さん» 優しくないっすw (2019年7月15日 18時) (レス) id: 1e7a2b862f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 千風凛さん» ありがとうございます(T^T)優しいです、、、 (2019年7月15日 16時) (レス) id: 297d89d9f6 (このIDを非表示/違反報告)
千風凛(プロフ) - 茉莉さん» www無理したらだめですよ (2019年7月1日 7時) (レス) id: 1e7a2b862f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - ふらわぁさん» リプ遅れてごめんなさい!コメントありがとうございます!頑張ります! (2019年7月1日 7時) (レス) id: 570bf2a7a1 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 千風凛さん» めっちゃリプ遅れてごめんなさい!ごめんなさい、思ったより忙しくて、、、合作出来ないです。 (2019年7月1日 7時) (レス) id: 570bf2a7a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:茉莉 | 作成日時:2019年3月14日 17時