・返事・ ページ9
___…
次の日、私は計画の最終チェックをしていた。
本番はもうすぐ。これが終われば私は「2代目」となる。その為には、これが終わって直ぐに彼奴も殺さなくちゃならない。まぁ、怪物より人の方が殺りやすい。
コンコンコン
ラウ「Aさん、ラウールです。カルマさんがいらしてます」
「…わかった。カルマは今どこに?」
ラウ「ホールで待たせております」
資料を引き出しにしまい、部屋を出る。
そいえば、ポートマフィアに加入の話の返事まだ聞いてなかったな。たぶんそれか
1階に降りると、直ぐに見慣れた赤髪を見つけた
「カルマ」
業「Aちゃん…」
「さぁ、あの時の返事を聞かせて。首領室に行こう」
カルマが頷いたのを確認して、
コンコンコン
「首領、Aです。赤羽カルマが以前の返事にやって参りました」
森「入りなさい」
「失礼します」
開けると首領はいつものように笑っていた。
エリスと遊んでない所を見ると、どうやらこれが分かっていたのか
森「さァ、赤羽君。返事を聞かせてくれないかな?」
業「…俺は_マフィアには入りません」
予想通りか…めんどくさいな、手間をかけさせて
森「ほぉ」
業「確かにAちゃんに殺しの技術をおしえてかれと頼み込みました。しかし、それはあの教室で役に立つからです。俺は人を殺したりは出来ません」
森「…そうか、君がそう言うなら仕方ないが…そういう事なら君が知ってるマフィア関係者特に朔月君やA君、中也君、岩雪組にはこれ以上近づかないという事を誓ってもらわないとね」
業「えっ…」
「まさか、誘いを断るのに何もないと思っていたの?甘い」
森「君はあのクラスで1番マフィアと関わってる。それ相応の対処はさせてもらうよ」
「殺されないだけ、まだマシと思った方がいいけどね」
森「そうだな…マフィアと関わった記憶全て消そうかな」
「それなら、雪組に目黒という記憶を操る能力者がいるので最適かと」
森「それがいい」
「さて、どうする?今のを聞いてもマフィアに入りたくないと思った?カルマ、お前は勘違いしている。私や中也みたく前に出て人を殺すのもいる。けど、朔月さんみたいに裏で作戦を立てて私達が殺りやすいようにする人もいる。他にも傘下の社長とかは人を殺したりはまずしない」
業「…」
「マフィアと手を結ぶだけ。それだけでも立派なマフィアの一員だ。スパイとかでもね」
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作者名:Maya☆ | 作成日時:2019年8月26日 21時