・続・ ページ25
＿＿＿…
あれから､少し経った｡わかばパークでの仕事も終わり､中間テストも終わった｡だが､問題が起きた
｢2週間も音信不通｡これはさすがに何かあったのでしょうか｣
紅葉｢A､あ奴の心配などせんでよかろう｣
｢ですが…報告もありません､万が一の事が考えられますので…｣
森｢A君の言う通りだね､彼の部下の誰一人連絡がつかない｡何かあったと考える方が妥当だね｣
ｺﾝｺﾝｺﾝ
向井｢首領､雪組の向井です｡Ａ幹部の件で報告が｣
森｢…入りなさい｣
向井｢失礼します｡とある転覆した船が海を漂っていたのを見つけ､中を確認したところ…Ａ幹部と私設部隊50人全てが遺体として発見しました｣
3人｢！！｣
｢まさか…｣
森｢そのまさかだろうね…｣
紅葉｢どうするんじゃ､只者じゃないぞ｡その､ドストエフスキーと奴は｣
森｢そのようだねぇ…わかった､向井君報告ありがとう｡下がっていいよ｣
向井｢失礼しました｣
ﾊﾞﾀﾝｯ…
｢…どうしますか､あれでも五大幹部の1人です｡なかなかのやり手かと思いますが｣
森｢ん〜､1本取られたね｣
｢危害を加えた敵には徹底的に反撃を｡それが､此処の掟ですが､私達はドストエフスキーのアジトも何も分かりません｣
紅葉｢あ奴の目的は一体なんじゃ…此処を潰す事かえ？｣
｢いえ…それよりももっと大きな野望を持っているように感じます｣
森｢兎も角､彼を野放しには出来ないね｡機会を伺って､潰さなければいけないね｣
｢はい｣
思った以上に厄介な相手だな｡
彼奴の目的とは一体…
ｺﾝｺﾝｺﾝ
佐久間｢首領､雪組の佐久間です｡E組の件でAさんに…｣
｢…入りなさい｣
佐久間｢失礼します｡Aさん､ついに【2代目死神】が動き始めました｡E組を人質に取ったようです｡副担任の烏間さんからご連絡が｣
｢なんですって…！車を用意して｡私も行くわ｣
佐久間｢御意｣
｢首領､姐さん､失礼します｣
紅葉｢無理するでないぞ｣
森｢A君､気をつけて｣
｢…はい！｣
私は椅子にかけていた､外套を羽織り会議室を出た｡
｢…急ぐわよ｡彼奴は…誰であろうと利用できるものは利用する｡それが､女子だろうと､中学生だろうとね！！｣
佐久間｢分かりました｣
…彼奴の事だから､彼らを狙うと分かっていたのに｡私が教室に居ない時を狙ったのか…！太宰も出張で…センセイはサッカー｡烏間先生は仕事で､教室に居ない時を…！
くっそ､みんな､まだ無事だといいけど
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作者名：Maya☆ | 作成日時：2019年8月26日 21時
