・甘えた・ ページ23
___…
「_以上です」
森「わかった…にしても、Aちゃんは相変わらず子供に優しいね」
「…身内だけですけど」
森「そうかい?普通の子供も好きそうに見えるよ」
「いえ、何度も子供だって殺した事があります。私は…周りの岩雪組や、構成員の子供は好きです」
物分りのいい子供は好き。だけど、それ以外は苦手。子供への愛情にうるさいとか言いながらもこの手で何人もの子供を殺した。その親を殺した。全く…矛盾ったらありゃしない。私も我儘だな
「では、失礼しました」
部屋を後にして、執務室に戻る。
「…中也」
執務室のソファに座って、資料を見ている中也がいた。待っててくれたのだろうか
中也「おう、お疲れ」
「うん」
私もソファに座り、中也にギューってする。
疲れた時、こういうふうにすると落ち着く
中也は、背中を優しくトントンとしてくれる。その一定のリズムが、中也の温かさが…私を夢へと誘うような
中也「疲れたか?」
「うん」
中也「そうか、よく頑張ったな」
「あんがと…」
中也「よし、帰るか」
「抱っこ」
中也「…!笑今日はいつにも増して甘えただな」
「るっさい…」
中也「わかったよ、お姫様しっかり捕まってろよ」
「王子様が捕まえててよ」
中也は私を姫抱きにし、駐車場に向かう。
私はこの中也の優しさが好きだ。他にもいっぱい好きな所はあるけどね
「ちゅーや」
中也「どうした?」
「だいすき」
中也「…なら、俺は愛してるだな」
「スースーzzZ」
中也「おいおい…とんでもねぇ爆弾落として寝たぞ。つーか、急に甘えられると心臓持たねぇよ」
その時、中也がまじの赤面していたなんて知らなかった。後日、その光景を見た岩組の優吾から教えて貰い1人でニヤついているのはまた別のお話
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作者名:Maya☆ | 作成日時:2019年8月26日 21時