“漆黒の姫”とENDのE組其の参【文豪ストレイドッグス】【暗殺教室】 (ページ3)

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・2代目・ページ3

＿＿＿…

｢疲れたぁぁぁ…｣

あの後､敵組織の拷問が入り､なかなか吐かなかったので時間がかかってしまった｡
中也は既に家にいると思う｡たぶん…飲み潰れてるけど

｢…！？｣

その時感じた背後からの気配｡ナイフに手をかけ振り返ると誰もいない｡

｢気の所為…？っ！？｣

前を向くと､

｢な､なんで…｣

咄嗟に距離を取る｡そいつは…写真で見た男がいる

『久しぶりだね｡けど､そんなに驚かれるとは心外だな』

｢っ…もうそんな気安く話しかけないで｡裏切り者｣

『酷いなぁ…昔はあんなに慕ってくれてたじゃないか』

｢五月蝿い｡私は許さない｡センセイを裏切ったお前を！｣

『…あの人は僕達の事を見てくれてなかったじゃないか｡なのに…なんでまだあの人の事を慕うの？』

｢確かに､あの人は私達を模倣としてしか見てなかった｡それでも！私は師匠の事を尊敬していた！｣

『僕だって最初はそうだったよ｡けど､いつからかそんな感情は消えた｡だから､僕が【死神】になった｡もうあの人は居ない｡僕が正真正銘【死神】だ』

｢違うっ！【死神】はセンセイだけ！センセイの名前を取らないで！！｣

その時､体の内側からどんどん熱くなるのを感じた｡黒い異能痕が体に広がるのがわかる｡
目の前には大きな鎌｡

『！！』

｢センセイの名前を引き継ぐのは私だ！！お前じゃない！！死ね！！！！｣

鎌を振りかざそうとすると､その時誰かに触れられた｡途端､強い衝撃｡

？｢全く…私が居ないのにあれを使おうとするなんてAも無茶するね｣

意識を失う寸前､見えたのは包帯と砂色のコォトと2代目の憐れむような表情だった

──────────

『…』

？｢聞きなれた声がすると思ったら…まさかこんな事になっていようとは｣

『…誰だ』

？｢Aの元同僚だよ､2代目死神くん｣

『ふん…』

去ろうとする死神に＿＿は声を掛ける

？｢もし､またAをこんな風にしよう物なら殺す｣

『探偵社になった貴方が人を殺せるんですか？』

？｢あァ｡Aの為ならね｣

『面白い｡だが､貴方も人間｡人間が死神を刈り取る事は出来ない｡恐れるなかれ死神の名を』

2代目は闇の中へ消えていった

？｢さて…｣

＿＿は気絶したAを背負い､彼女の家まで送り届ける