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第七話 ギルバードの主 ページ8

「おはよう、ステフ」

「えぇ、誰かさんに起こされるまでは素敵な時間を過ごしていましたわ」

「そうか」

15歳ほどの少女は可愛いらしく小さなあくびをすると化粧台を指差した
「髪を梳いてくださる?」

「はい」

慣れた手つきで主であるステファニーの繊細な金色の髪に櫛を通していく。櫛を通す必要なんてないのではというほど柔らかく絹のようにサラサラとした金色の髪が背中に垂れている

「また揚げパンを買いましたね?そういう偏った食事ばりでは身体を壊してしまいますわよ?」

「確かにそうだな。以後気を付けるとしよう」

「そうしてください。でも今日は食べていませんね?あなたが以前お話してくださったアリスさんという方にお会い知ったのですか?」

「そうだ。まぁ、すぐに別れたがな」

「そうですか。一度でいいからお会いしてみたいですわね、あなたの言うようにきっととても素敵な方なのでしょうね」

まだ見ぬ少女の顔を思い浮かべているのかうっとりと目を細める。

「前も言ったがそれだけはやめとけ。あいつはやんちゃすぎる、あなたの手には負えない」

そもそも相手は魔女だ。それもかなり高位の存在。ユーグスタクトにとって御子は敵のような存在。お互い嫌悪する存在同士を引き合わせたら城が吹き飛ぶだけで済むはずがない。無理やり話を終わらせ櫛を片付ける

「ギルバード、今日の予定はなにかしら?」

「午前午後ともに王族会議が入っています」

「あらまぁ今日は退屈な日になりそうですわね。どうせ飾り物として扱われるのは目に見えていますのに。他にはなにかありますか?」

「別件でユーグスタクトの魔女が東に向かいました」

「東・・・となると目的はアルトですわね。あそこにはユーグスタクトの魂の欠片が保管されていますから目的はそれでしょう―――動いている者は?」
「市民街の組合数団体と王族管轄の遊撃隊、それと煉獄部隊が独自に向かいました」

「煉獄部隊まで出るとは随分物騒ですね」

「相手はあのユーグスタクトだ。遊撃隊程度でどうにかできていたらこの国に組合も煉獄部隊も必要なくなるな」

「確かにそうですね。わかりました、午後の会議で報告でも聞きましょう」

ステファニーはようやく寝台から下りると部屋の隅に待機させておいた淑女に声をかけ部屋を出る。取り残されたギルバードは会議の準備をするため足早に部屋を去った

第八話 遊撃隊→←第六話 どこに行くの?



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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時

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