中学2年�� ページ10
夏休みが終わって学校が始まり1週間と少しが過ぎた今日。
放課後にみんなが面倒くさがる委員会がある日だった。
私は図書委員会に所属していて、活動場所は決まって図書室だ。
まだ2学期が始まったばかりで活動することもなく、今月の目標を決めだけで話し合いは17時前には終わってしまった。
委員会が早く終わった場合、部活に所属している者は速やかに部活に向かう。
それがこの中学校のルールのひとつだ。
図書委員のほとんどが部活に所属していたため、終わったと同時に図書室は誰もいない箱となった。
私もバレーボール部に所属していたから、本当ならすぐに部活に向かわなきゃいけない。
頭ではそうわかっていたが、足がなかなか動いてくれない。
足が動かない理由は単純で、部活に行きたくないからだ。
先輩たちが引退した後の初めての公式試合。
これに勝てば県大会出場という大事な大事な試合で、私はミスを重ねた。
結果県大会出場を逃し、その日からチームメイトの私への当たりが強くなった。
当然スタメンも外された。
こんな状況で部活に行きたいだなんて思う方がおかしい。
私はエナメルバッグのショルダー部分を握りしめ呆然と立ち尽くしていると、突然ドアがガラガラと音を立て開いた。
｢あ、あの……。委員会ってもう終わってますか？｣
ドアから半身を出しているのは、物静かそうな制服をきっちりと着こなす男子生徒だった。
この学校は学年カラーというものがあり、体操着や上履きの色が学年ごとに統一されている。
私の学年カラーは青で、ドアを開けた男子生徒の上履きの色も青だったため、同じ学年だということが一目でわかった。
｢終わってます。入って大丈夫ですよ｣
同じ学年だとわかっていても相手が敬語を使っているので、こちらも敬語で返す。
彼は軽く頭を下げ、ゆっくりと図書室へ入ってきた。
同じ学年にこんな制服きっちり着る真面目な生徒なんていたかな……？
大体の男子生徒は2年生になってから制服を着崩していて、こんなにきっちり着ている同級生を見るのは久しぶりだった。
彼の後ろ姿を見つめながら何組の生徒か必死に思い出そうとしていると、彼は突然振り返り、私を見つめる。
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ジョニー(プロフ) - chikaさん» なるほど行間ですね！ 普段あまり意識しない部分でした。直せそうな話は直してみます！ アドバイスありがとうございます(^^) (2019年6月26日 21時) (
レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - 初コメです。もう少し行間開空けて描いていただけると読みやすいかなぁと感じました。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 2276e0e641 (このIDを非表示/違反報告)
ジョニー(プロフ) - みみゅさん» コメントありがとうございます……！！ まだまだ全然進んでいなくてすみません(; ;) これから書きたいことは沢山あるので頑張ります！ (2019年6月21日 1時) (レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
みみゅ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼致します。まだ3話ですが、とても楽しく読ませていただいています(*^ｰ^)これからの展開がどうなるのか…更新楽しみにしています！ (2019年6月20日 17時) (レス) id: f33adbde5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジョニー | 作成日時：2019年6月20日 0時
