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男と女の子じゃ、
近づいてくスピードもちゃうんやろうし。


俺は前からめっちゃ好きやったから、
今すぐにでもって焦ってまうけど。

Aは俺のこと、
男として意識し始めたんなんて、
先週?下手したら、今週からやろうし。


ああけどな。


キスした時、めっちゃ可愛いかった。

甘い吐息の余韻が、まだ残ってる。


全部、俺のものにしてしまいたい気持ちもあって。


A次第かなって・・・




順番にお風呂に入って。

俺の部屋着、着せて。


Aが着ると、
ぶかってして、可愛ええ。

胸元がゆるくて、
思わず、ついついにやけそうなってんのは、内緒やで?


会社の独身寮の狭い洗面所で、
二人で並んで歯磨き。

Aはめっちゃ照れ照れで可愛い。


けど、キッチンで二人でお水飲んでるあたりから。


また可愛い顔がこわばり始めた。


さっきまでは楽しそうにしてくれてたのに。


「明日は休みやし、
ゆっくり寝てられるな?」


頭に手のひら乗せて。

よしよしして、
自然にほっぺにキス。


それから、唇にも・・・


重ねてるうちに、
どうしても不意に深くなってまうから。


Aが俺の胸を押して、
逃げて。


「章大、慣れてるから嫌」


おんなじこと言うて、拗ねてもうた。


「慣れてへんて。
どうしたん?
やきもち妬いてんの?
可愛い」


・・・まいったな。

えっちなホテルに行ったことないて、
即答出来ひんかったせいやな。絶対。


今年の春、寮の部屋あいて、
一人暮らし始めるまで、
俺、ずっと実家暮らしやしな。

そら、そういうとこも使わざるを得ない場面もあったわけやん?


「章大は余裕あって、
私だけ緊張してるもん。
私のこと、笑ってる?」


「なんでやねん。
めっちゃ可愛いなあって。
ドキドキしてる。
ずっと前から好きやったのに。
嬉しいてやばい」


伝われへんかな?


俺かってもう、胸、パンクしそうやのに。


「ほんま?」


「ほんまや。
分かれへん?」

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作者名:fool x他1人 | 作成日時:2017年11月16日 21時

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