これって匂わせですか？？ (ページ4)

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次の日からほぼ隣にはドンヒョクがいた。

hc｢一緒ご飯食べよぬな！！｣

hc｢歌の練習付き合ってくださいよー！！｣

hc｢ヌナ〜！！お菓子GETした〜！！！一緒にたべよ！！｣

ちょっとうるさかったけど私も私で一人っ子で兄弟がいなかったのでまるでかわいい弟が出来たみたいで嬉しかった。

そんな出会いから1年経ったある日。    私は既に5年の練習期間を過ごしていた。 

 今まで一生懸命頑張ってきたけれど、同期達がデビューした姿を見て、悔しいというよりもそろそろ区切りをつけなきゃいけないと感じるようになった。

   自分でもここまでやってきたのに諦めていいのかとも思ったし、事務所の方からも引き止められたけれど、直感的にこのままじゃダメな気がして、次のステップに進むことにした。

  「ヌナね、辞めるの」と言った時、ヘチャンは大号泣し、鼻水をダラダラ垂らし、辞める私が大丈夫だから、ごめんね……と慰めていた記憶がある。 

練習生辞めた後、ありがたいことに俳優さんが多く所属する事務所からお声をかけて頂き、演技にも興味があったわたしは俳優として頑張ることにした。

しかし、頑張るとは言ったものの現実は甘くなく、オーディションは惨敗だった。

最初のほうはこんなもんだと思いながらやっていたけれど、やっぱりこんなに受からないとなるとかなり精神的にくるものがあった。

そんな私の心を癒してくれる存在がSM ROOKIESだった。

SM ROOKIESにはドンヒョクもいて、ドンヒョクも、そして今まで一緒に頑張ってきた子達の一生懸命な姿を見ると自分も頑張らないとという気持ちになれた。

2016年、NCT DREAMがデビューした。
その中にはもちろんドンヒョクもいた。

そして同時期、私もだんだん役を頂けるようになっていた。

あんなにドンヒョク達に元気を貰っていると言っていたのにそれなりに忙しい日々を送っていた私はドンヒョク達のことを忘れていた。