Story62 ページ22
*倉間Side
・
A「倉間っ!!!うわぁぁぁぁぁぁん―・・・」
倉間「おっ・・・おいっ!!A―・・・」
いきなり飛びついてきたAに驚くも、しっかりと受け止める俺。
A「心配っ・・・したんだから・・・っ・・・!!」
泣きじゃくるせいで上手く言葉が繋がらないAにそっと言う。
倉間「ごめんな、A・・・」
そして頭を撫でた。
・
A「倉間はずるいよ・・・自分を犠牲に私を助けるなんて・・・。
私がどれだけ・・・っ・・・」
倉間「えぇ〜・・・俺が悪いのか?」
A「・・・悪くないっ!!」
矛盾した答えを言うAとの会話に、病室内の空気が和んだ。
Aは本当に優しいな―・・・なんて、思っていた視界の隅で。
―・・・俺は篤志にぃの存在に気付く。
倉間「篤志にぃ・・・」
俺の声が聞こえたのか、篤志にぃは―・・・笑った。
篤志「あー・・・A泣かした〜!!」
倉間「え・・・ちょっ・・・篤志にぃ!?」
棒読み。
分かってる、この言葉の意味―・・・
すると篤志にぃは俺に近づいて来て―・・・
篤志「ば〜か。ったく、俺たちのA泣かせるんじゃねぇよ」
倉間「・・・篤志にぃ・・・っ・・・」
A「・・・私がどうかしたの・・・?」
不覚にも、
篤志「Aは分からなくていいこと」
A「え〜!!ずるいよ、篤志お兄ちゃんっ!!」
涙が出そうになって、
篤志「そんなに知りたいなら、倉間に聞けよ」
倉間「知りたいっ!!ねぇ、倉間〜っ〜!!」
男が好きな女の子の前で泣くのはかっこ悪いから、
倉間「俺だって、教えるわけねぇだろ、A」
照れ隠しともうひとつ別の意味を込めて―・・・
Aの名前を呼んだんだ。
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アラジン - どっちも!!っていう選択肢で、三人で同居!!って、どっすか? (2020年1月17日 20時) (レス) id: d6092fc1ee (このIDを非表示/違反報告)
合田美桜 - もう二人にはキュンキュンさせられてばっかです!(\・ ・*/) 私どっち何て絶対選べない! (2018年4月6日 19時) (レス) id: fc969c5b27 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 感動しました! (2017年12月24日 16時) (レス) id: 7c89436af4 (このIDを非表示/違反報告)
月風ほのか(プロフ) - 私だったら同い年君の方選ぶかな〜?( 〃▽〃)← (2017年12月21日 17時) (レス) id: 564400f237 (このIDを非表示/違反報告)
ネイ(プロフ) - 最後の選択はどっちも!!って言いたいなー(笑)だってどっちも大切な人にしたから、この3人で居るの好きだなっていうの共感しました!!!!! (2015年11月8日 9時) (レス) id: 1a34b8513c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨雪ありん** | 作成日時:2012年1月11日 17時