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20話 ページ21

あれから図書館で勉強するようになりエミさんとは結構話すようになった。


エ「あ、Aさん」

『エーミールさんこんにちは』


テストが終わった今勉強目的ではなく本。まぁ我々国の本を読みたいわけで…ただエミさんの前だと読みずらい…
ただ私がエミさんに前世の記憶があると私が知ってる事は、当たり前に本人は知らないわけで…


エ「…前も読んでましたよね、我々国について」

『あ、はい。気になって…』

エ「そうですか…」


少しエミさんは顔を曇らせた。


エ「毎回熱心に読んでいたので気になったんです」

『そんなに集中してましたか私…?』

エ「えぇ、とても…あの、Aさんは前世って信じますか?」

『…え』

エ「あ、いえ!すみません、変なこと聞きました」


突然の質問に驚いた。前世か…


『…私は信じますよ。記憶があってもなくても信じます』


我々国の本を見つめてそう言った。みんなの記憶がなくたって、私はあの場所にいたはずなんだ。


エ「…これから少し変なことを言いますね」

『あ、はい』

エ「私、前世の記憶があるんです。曖昧ですけど」

『はい…』

エ「最近、全員揃ったんです。前世の仲間が」


前世の仲間…そこに私は入っていない


エ「やっとみんな出逢えたはずなんです。でも」

『でも…?』

エ「忘れてる気がするんです。何か…全員のはずなのに誰か足りない気がして」

『…エーミールさんは…もし足りない人がいたとしたら、その人に…会いたいって思いますか?』


自分でとても恐ろしい質問をしてるなと思った。少し声が震えていたのもわかる。でも少し気になった


エ「もし足りない人がいるならその人も仲間だったって人ですよね…でしたら会いたいなとは思います」

『そう、ですか』

エ「すみません。ほんとおかしな事を言ってしまって」

『いえ、そんな事ないですよ』

エ「…なにか分かりませんが、Aさんなら聞いてくれるんじゃないかって思ったんです。誰にも言えることではなかったので…前世を信じますって聞いた時嬉しかったです」

『私でよければ、いつでもお話聞きます』

エ「ありがとうございます。すみません、本を選んでる途中に…」


大先生もそうだった。なにか違和感があるんだ、前世の記憶について…

エミさんと話し終えて私は図書館でしばらく時間を潰した

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夢桜(プロフ) - 雪だるまさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!今世も頑張ります! (2020年2月19日 7時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 前世のストーリー読んでいたらボロ泣きしてしまいました(笑)・゜・(ノД`)・゜・。これからも更新頑張ってください!(*´∀`*) (2020年2月19日 2時) (レス) id: 21e85ba670 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 藤堂玲衣さん» コメントありがとうございます!すみません…口調に関しては他の小説の方なども参考してますので。めうは基本言わない方だというのも理解してます。気をつけますね (2020年2月17日 16時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
藤堂玲衣(プロフ) - 凄く面白いです!続き頑張ってください!後、マンちゃんなんですが……こんなにめうめう言ってる人じゃないです……突然すみません…… (2020年2月17日 14時) (レス) id: 1be80122a6 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 花風雪さん» コメントありがとうございます!誤字指摘ありがたいです!頑張ります!! (2020年2月2日 1時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢桜 | 作成日時:2020年1月16日 23時

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