ありがとう。今でも好きです【d!】

15話 ページ16

鬱先生side

鬱「…なんやろこの感じ」


初めて会った時すごく懐かしい感じがした。まだ前世の記憶がほとんどない状態、もしかしたら記憶に関わってる人…、でも思い出せない。むしろ居たのかも分からない。確かに今年ショッピくんとチーノが入学して全員やっと揃ったはず…


鬱「…わからへん」


本当にわからへん。なんでこんなにあの子を見ると罪悪感が出てくる？さっきの会話はとても懐かしく感じた。


鬱「…似たような会話をした？」


思い出せない。
でもあんな様な会話をした気がする、彼女と。

正直始業式終わってから密かに彼女のことを探していた。探さなきゃ行けない気がして。
その思いはなぜか重くて苦しい。


鬱「…どうすればええんや」


正体が分からない罪悪感にずっと疑問抱いていた。
でもこれは記憶に関わってるんじゃないかってことだけは間違ってなさそうだ

考えてるうちに降りる駅名が聞こえた
電車から降り家へと向かう


鬱「…確かAちゃんシャオちゃんのクラスやったっけ」


まぁ考えてもしょうがない。わからないものはわからない


鬱「会えばなんかわかるやろ」


彼女に会えば罪悪感と共にその正体が思い出せそうな気がした。

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