尊きモノ 「銀魂 神威」

エピローグ ページ46

神流「神威ーー」


神流は神威のいる司令室に行き、
神威に声をかけた。



神威「うん、なに...」

という神威は眠たそうだ。
目がうつら うつらしている。



神流「いや、資料室行ってたら...」


そして今までの事を話した。




神流「地球ってどこにあるの？」



神威「なんでそんなに気になるの？」


お。


質問に質問が返ってきた。


神流は小声になりながらも
正直に答えた。


神流「いや、だって行った事もないし...

それに、

綺麗じゃない、地球。

まだ本でしか見たことないけど、


鮮やかな青色だから。


私がいた孤星とは違って......。



行きたい、とは言わないけど、


どこにあるのかなって
気になっただけだよ」



神威は神流をじっと見た。
目はトロンとしているが

紛れもない、第七師団 団長の目だ。



神威「行って何がしたいの」



神流「え、行ったら？

えーーー...

か、観光？」



神威「神流らしいや」


神流「ありがとう」



神威は少し考えてから
窓の景色を眺めた。


神威「別に、どこにある？って言われても
宇宙にはあるからね。



...っていうか、
今そこに向かってるからね」



神流「え？ ああ、そうだよね。
宇宙にはあるよね」



...ん？




神流「今そこに向かってる？」

神威「うん」


神流「地球に？」


神威「うん」


神流「え、本当に！？
なんで？ ねぇなんで？」




神威はにっこりしながら答えた。



神威「次の仕事はあそこにあるから。
だから、今から向かってる。



心配しなくても、もう地球に行ってるよ」



神流「......やった！

仕事で行くにも、地球に行けるんだ！

やったぁー！！
ありがとう、神威！

恩に着るよ！！」




ーーーー
ーーーーーー


こうして春雨は
地球と呼ばれる星に向かっていった。



神威の仕事ってのも気になるが。





ありがとう、神威。


色々と。






後に、地球で起こる事になる




出来事を知らずして、



私は地球に




浮かれていったのだったーーーー。









続編へ続く。

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