3 考え事 ページ3
※
いちご「...」
あおい「いちごー!おーい!...いちご!!」
いちご「うわぁっ!?なになに!?」
あおい「何じゃないでしょもう!」
蘭「考え事か?」
いちご「そんな感じ」
あおい「何考えてるの?」
いちご「美月さんの憧れの人」
あおい「!?何それ!絶対に穏やかじゃないわ!!!」
蘭「美月さんの憧れの人?美月さんにそんな人がいるのか?」
いちご「うん、いるんだって」
あおい「その人の名前は!?」
いちご「美雲Aさん。あおい知ってる?」
あおい「美雲A...聞いたことないわね」
蘭「あおいも知らないのか?」
あおい「残念ながら...」
蘭「あおいも知らないアイドルって事は有名じゃないのか?」
いちご「でも美月さんの憧れの人なんだから絶対凄い人だよ」
蘭「だよなぁ」
あおい「織姫学園長に聞いてみる?」
いちご＆蘭「ｺｸﾝ」
ー学園長室ー
コンコン
織姫「どうぞ」
三人「失礼します」
織姫「どうしたの?三人揃って」
蘭「織姫学園長に聞きたいことがあって来たんです」
織姫「私に?」
あおい「はい、美雲Aさんの事なんですけど」
織姫「!その名前...誰に聞いたの?」
いちご「美月さんに聞きました」
織姫「...そう。どうぞ」
いちご「これは?」
織姫「美雲Aの資料室の鍵よ」
蘭「資料室!?」
織姫「とはいっても...美雲Aではなく、八雲Aのね」
あおい「八雲A!?」
織姫「やはり霧矢は知っているのね」
あおい「知っているも何も八雲Aはスターライト学園を卒業してから表舞台に一切姿を表すどころか情報が何も入らない、過去のステージやオーディションも全てネットに無かったから諦めてたんです!」
織姫「その通り。情報が何も入らないのは資料を全てスターライト学園で厳重に保管しているからよ」
いちご「じゃあ八雲Aさんは美雲Aさんってことなんですか?」
織姫「えぇ、八雲Aは芸名。本名は美雲Aというの」
蘭「そうなんですか」
織姫「ここに入るなら外部へ情報を一切漏らさないように」
三人「はい!ありがとうございます!失礼します」
ガチャ
織姫「なぜ美月はAの本名をあの子達に教えたのかしら...」
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年6月20日 19時
