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B組がTDLを使うからと私たちは教室に戻ってきた。
そしたらなんと、2チームに別れて今度は救助訓練をするらしい。
私は出久、お茶子、梅雨、百、天哉、焦凍、踏陰、勝己、鋭児郎、電気と同じチーム。
要救助者は人形。
一応今は非常用電源が保たれているから、灯りを出せない人でも大丈夫って感じだ。
「要救助者捜索は時間が全て…手分けをして捜索することを提案する」
「ちょっと待って。この辺電波が届いてないみたい…」
「多分、基地局も火災の被害を受けたという設定なんだね」
「だとすると、手分けして探すにしても集合場所を決めておいた方がいい」
焦凍くんの言葉に頷く。
そう、今から私たちはヒーローだ。やることは決まってる。
「急ごう。やらなきゃ。」
私の言葉にみんなが頷いた。
勝己だけは“やってらんねぇ”とだけ言って、鋭児郎と電気を連れてそそくさと入っていった。
「じゃあチームは私と焦凍と踏陰。それから出久とお茶子と梅雨。そして天哉と百がいいと思う」
「…そうですわね。それで行きましょう」
百が頷き、私達はそれぞれで捜索に入った。
「常闇。明るさは大丈夫か？」
「ダークシャドウの制御に支障はない」
踏陰が焦凍の問に答えた。
炎があるから明るさは確保できる。
「多分要救助者は最下層にいるはず。んで多分勝己は真っ先にそこ行くだろうな」
だとすれば私たちがすることはただ一つ。
「焦凍、踏陰。勝己のサポート行くよ」
「…やっぱり名前で呼ばれるの結構くるな」
「轟、こんな時に何を言ってるんだ」
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