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「A、雄英から来たわよ」



お母さんからそう声をかけられ、私はリビングへと駆け下りる。



「ありがと」

「一人で見る?」



私に優しくそう声をかけてくれるお母さんはやっぱり優しいな。



「うん、一人で見てくるよ」



私はお母さんに対してそう言うと、彼女はゆっくりと目を細めてくれた。



「そう、行ってらっしゃい」

「ありがとう」



どうせ今までと同じく、紙で端的に結果だけが書いてあるのだろう。

そう思いながら私は封をきった。



『わーたーしーがっ!投影されたっ!』

「へっ?オールマイト?」

『なぜ私が投影されたかって?それは私が来年度から雄英で講師をするからさ!…とまぁ前置きはここまでにして』



すごい、オールマイトだ。本物だ。

来年度から雄英で働くのか、いいな。雄英生。



『前期選抜はゆっくり話す時間あるよね!まず君、その体術すごいね!きっとアイロンからものすごく訓練されたんだね!』

「…あぁ、まぁ…」

『加えて要救助者に対する態度!こっちはウェザレーションのおかげかな?』



いや、両親双方の力です…オールマイトとも知り合いなのかうちの両親強いな。



『筆記、面接と素晴らしい成績を残した君は…』



この流れは、実技審査で残念ながら…の流れだな。そう思ってちょっとだけ心の準備をする。



『実技試験でも好成績!筆記試験3位、面接試験突破、そして実技試験トップ!!前期選抜試験全体を通せば君が前期選抜のトップ通過さ!!』

「ご、うかく?」



私の声が聞こえているはずもないオールマイトだが、この時のオールマイトとは会話が成立していた。



『そう!合格!!来いよ!!雄英(ここ)が君のヒーローアカデミア!!』



オールマイトがそう言うと、私は思わず膝から崩れ落ちた。



「お母さん!通った!!前期選抜通ったよ!!」

「本当!?おめでとう!!!!お父さんにも連絡しなさい!!」



お母さんのそんな言葉に、私は携帯を取り出す。



通知欄に一つだけ[受かったよ]の文字があるのを見る。

その送り主に[私も!]と返すと、思わず口角が上がる。



…これで、私もヒーローに…!!



「ヒーローになって、有名になれば、転にぃにあえるのかな…!!」



私は夢を見ていた。

まさか転にぃが、あんなことになっているなんて、想像できなかったんだ。

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ゆう(プロフ) - はじはじさん» あっそうなんですか…すみません知らなかったです。直しておきますね。ご注意ありがとうございます (2021年9月27日 7時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
はじはじ(プロフ) - あの、一つ気になることがあって…プロローグで83の偏差値が必要と言ってましたが高校入試では80が上限ですよ…そこだけ気になりましたすみません (2021年9月27日 2時) (レス) @page2 id: f8b80ddead (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続きが気になるさん» コメントありがとうございます!頑張りますね。 (2021年9月24日 10時) (レス) @page44 id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になる - 早く更新して欲しい!!!!!!! (2021年9月24日 1時) (レス) @page43 id: c6e50b5478 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月12日 12時

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