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「…よ」
「…不意打ちでもなんでもないなんて。私のことを格下に見てるって認識しても？」
「いや、むしろ対等に見てるからだ」
轟くんが右手を構えたのを見て、私は身構えた。
轟くんの相棒は6本腕の男の子。索敵に便利だったはず。
絶対にどこかでやってくるはず。常に警戒を怠っちゃいけない
「心配しなくても障子はまだ来ない」
「わかった。
制限時間は15分。
轟くんは私とタイマンでやることをご所望か。
「じゃあやるぞ」
「ふふ、いいよ」
轟くんが個性の氷をぶっ放す。きっと右手を触ったら凍らされる。
だったら…！
「その左を否定するようなコスチューム」
轟くんの動きがピタリと止まった。
…やっぱり。
轟くんはきっとエンデヴァーを否定したいんだ
「深く詮索するつもりは無いけど…それは轟くんの力だよ。お父さんのものじゃない」
「…うるせぇ」
対話での解決は無理なのかなぁ…
「轟くんは轟くん。私が今戦っているのは、轟焦凍であって轟炎司ではないよ」
私の言葉に轟くんは目を見開いた。
「…それでも俺は、戦闘において左は使わねぇ」
「いつか轟くんがそれも含めて自分を認められるようになることを願っているね」
きっとその時轟くんは、誰よりも強くて誰よりも優しい素敵なヒーローになるんだから。
「…なぁ」
「何？」
轟くんが右手の構えを緩めた。
私はそれに応じて後ろを警戒しつつ轟くんを見据える。
「焦凍って読んでくれねぇか」
「いいよ。私のこともAって呼んでね」
焦凍くんに微笑む。
「いつか俺が全力で闘うと決めた時、絶対お前には負けねぇよ」
「…なりたいものになっていいんだよ、焦凍くん」
私のその言葉に焦凍くんは顔が変わる。
ちょっと意志を感じるようになったその目に、思わず口角が上がるのがわかった。
「じゃあ戦おう、A」
「…勿論。全力だ」
私はその場で構えをとる。
私の得意な近距離に持っていきたい、けど右は危険だ。
凍ったら手が使えなくなる…それなら！
「…火傷なら、修復出来る」
私は左側に狙いを定めてヒールで蹴りを入れる
「…そう来ると思ったよ」
「…なっ、まさか…！」
入口から複数腕の男の子が出てくるのが見えた。
「…そういうこと。いいよ、ここからは2vs1だ」
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ゆう(プロフ) - はじはじさん» あっそうなんですか…すみません知らなかったです。直しておきますね。ご注意ありがとうございます (2021年9月27日 7時) (
レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
はじはじ(プロフ) - あの、一つ気になることがあって…プロローグで83の偏差値が必要と言ってましたが高校入試では80が上限ですよ…そこだけ気になりましたすみません (2021年9月27日 2時) (レス) @page2 id: f8b80ddead (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続きが気になるさん» コメントありがとうございます！頑張りますね。 (2021年9月24日 10時) (レス) @page44 id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になる - 早く更新して欲しい！！！！！！！ (2021年9月24日 1時) (レス) @page43 id: c6e50b5478 (このIDを非表示/違反報告)
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