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「何今の…！投げてねぇよ！！」
「これが“前期トップ”の実力────！」
その後、みんながヒーローらしい記録を出していく中、緑谷くんと呼ばれる子だけが中々良い記録を出せていなかった。
かく言う私も、ボール投げ以外はかなりスポーツの出来る子くらいにしかならないけど。
「緑谷くんはこのままだとやばいぞ…」
「ったりめぇだ！無個性の雑魚だぞ」
「へぇ、彼無個性なの？」
私の言葉に爆豪くんが小さく頷いた。
「無個性の雑魚だよ、あいつは」
そうなのか。
個性の発現は4歳まで。
…幼なじみが“無個性だ”と言うんだもん間違いないよね。
でも何故か、そんなことのないように感じるんだよなぁ。
「…っ先生！まだ、動けます…！！」
「…こいつ…！」
爆豪くんは緑谷くんに個性があることを知らないのか、緑谷くんの方へ向かって歩いていく。
「訳を言えっ！！」
しかしそんな爆豪くんを白い布が捉えた。
「…たく、何度も個性を使わせるなよ。俺はドライアイなんだ」
…個性すごいのに、勿体ないなぁ…
「ねね、そこの紅白くん」
「…俺のことか？」
私に向かってそう言ってきた紅白頭くん。
「うん！そうそう！仲良くなりたくて！」
「…友達ごっこはする気ねぇよ」
「そんなつもりはない。君、見た感じすごく鍛えているでしょ？一緒に切磋琢磨したくて」
私の言葉に諦めないぞって思いが強く含まれていたからか、紅白くんは諦めたように息を吐いた。
「俺は轟焦凍だ」
「へぇ、私は志賀A！よろしくね」
“志賀…アイロンさん家の子か。個性は天気と鉄、どっちだ”
そんな目をしてきた轟くん。
「やっぱり親で見られちゃうよね。仕方ないけどちょっと悲しいな」
実の親じゃないだけ、ちょっとね。
私の言葉を聞いた轟くんは“…すまん”と一言、私に言ってきてくれた。
「…いいよ、慣れてるから」
「…そうか」
私のことを見る轟くんの目が少しだけ柔らかくなったように感じた。
轟くんだって、きっと同じ思いを何度もしてきたはず。
うちの父はNo.10だけど彼のお父さんはNo.2だもんね。
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ゆう(プロフ) - はじはじさん» あっそうなんですか…すみません知らなかったです。直しておきますね。ご注意ありがとうございます (2021年9月27日 7時) (
レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
はじはじ(プロフ) - あの、一つ気になることがあって…プロローグで83の偏差値が必要と言ってましたが高校入試では80が上限ですよ…そこだけ気になりましたすみません (2021年9月27日 2時) (レス) @page2 id: f8b80ddead (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続きが気になるさん» コメントありがとうございます！頑張りますね。 (2021年9月24日 10時) (レス) @page44 id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になる - 早く更新して欲しい！！！！！！！ (2021年9月24日 1時) (レス) @page43 id: c6e50b5478 (このIDを非表示/違反報告)
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