俺と彼との秘密事【YOI ヴィクトル男主マフィア】 (ページ4)

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貴「ワインはいかがですか?」

「じゃあ１つもらおうかな」

今俺は、ウエイターの格好で例の闇オークションにきている

クリスの言った通り、表ではなかなか見ることのできない顔がそろっている

クリ『ｻﾞｻﾞｯAもう少し左を写してくれ』

貴(了解)

クリスとは耳元についてあるマイクで連絡を取り合っている

これはボディーガードのとそっくりに作られているので、ばれることはない

「ワイン１ついいかな?」

一瞬異臭がした

その方向を向くと、今回のターゲットの一人だった

貴(麻薬かなにかやっているな)

貴「はいどうぞ」

ﾆｺｯと営業の笑顔を向ける

「こりゃあまた、えれぇ綺麗なのがきたな」

貴「...ﾆｺｯ」

こうゆうのはめんどくさいのでほっとくのが一番だ

「ちょっとおじさんと話さないかい?」

再び嫌な臭いが俺の鼻をつく

貴「いや、結構ですよ。」

変なことをされて、動きにくくなったら困る。

「ちょっとくらいいいだろ?!俺を誰だと思ってんだ!」

貴(自己中が...)

まあ別に利用して、殺せばいいか。そう考えた

貴「では少しだけ...」

クリ『ｻﾞｻﾞｯしばらく切っておくよ』

気が利くクリスだ

こうゆう方法をとるのは一度や二度ではないから、当たり前なのだけど

「特別に一番豪華な部屋を用意させとくよ。おい!ゲストルームに案内しろ!一番いい部屋だ!」

臭いおっさんは俺の腰をいやらしく抱いてエスコートする

「さあこっちだよ...///」

貴(クリスが監視カメラで映像を見ているから、なにかあったときには大丈夫か)

貴「は..」

「ねえ、この子俺に譲ってくれない?」

返事をいいかけた途端、誰かに後ろから抱き締められた

「貴様!誰だと思っ!!」

おっさんの表情が俺を抱いている奴の顔を見て一変する

周りも騒ぎだした

貴(誰だこいつ)

「も、申し訳ございません!!ヴィクトルさん!!」

ヴィ「いや、いいよ。ところでこの子くれるの?くれないの?」

「はい!あげますから!命だけは!!」

貴(さっきヴィクトルって言ったな。ってことはニキフォロフファミリーのボス)

自分を抱えてる人物がわかって、ゾクッとする

ヴィ「えーどうしようかな?もう近づかないんだったらいいよ」

「はいぃぃぃぃ!!!失礼します!」

まぬけに転けそうになりながら去っていった

ヴィ「ねえ、俺と話さないかい?」