占いツクール
検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:195,380 hit

わたしこそ 3 ページ50

翌日、私はまた女子Bちゃんと登校していた。
この日は、学年交流授業の最終日でもあった。

「で、てんしさんからは返信が来たんだよね?」

「うん・・・・・・でも、どこで話し合えばいいんだろう」

「てんしさんにボードに来てもらえば?要は加害者扱いのAちゃんから話を持ちかけるのはやばいよねって話なんだし」

……てんしさんは何を思っているだろう。てんしさんだって、私に作品を真似されたって思っているのではないかと、考えてしまった。
そのことを女子Bちゃんに伝えると、「ていうかそもそもパクったのは――」と言いかけて口をつぐんだ。

私はその言葉の先を、考えたくはなかった。

そうこうして学校へへ辿り着く。
私たちは席についても議論を続けていた。そこへふと前方から「おはよう」という声が聞こえ、顔を上げた。女子Cちゃんだった。

いつもと変わらない様子でにこやかに立っている。彼女の昨日の欠席を案じると、「もう大丈夫だよ」と答えた。

ふと女子Bちゃんが私をつついて、口をパクパクとした。言いたいことは分かっていた。私たちは、女子Cちゃんにも占ツクの事情を打ち明けようとしていたんだった。

女子Bちゃんが、話を切り出した。

「ねえ、女子Cちゃん。今の占ツクの騒動、知ってる?」

すると女子Cちゃんは陰りを帯びた表情で、

「知ってるよ……てんしさんのことだもん」

私は彼女にこの話を切り出すことが辛かった。

思わず目を逸らしてしまった。女子Bちゃんが上手く話を進めてくれているが、私は窓の外の薄い雲に隠れた太陽の光を目で追っていた。最近はずっと天気が悪い。

「うん、それでね。まあ色々あるじゃん……。それでさ、この騒動、女子Cちゃんはどう思う?」

女子Bちゃんの言葉。暫しの沈黙。女子Bちゃんは「女子Cちゃん?」と問いかける。

私は女子Cちゃんを見た。
−−そして何も言えなかった。


彼女が、驚くほどに冷めた表情を、していたから。


ゾクリとした感覚が背中を走る。
……すると、女子Cちゃんが口を開いた−−



「話し合うって、言ったよね?」



−−え?
私は、一瞬何を言っているのか分からなかった。


「……話し合うって、言ったよね?Aちゃん、ううん……『作者A』さん?」


ゆっくりと、その言葉をなぞる。
……まさか、そんな……


「私が『てんし』だよ。さあ、話し合いましょ?」


そう言って、女子Cちゃん−−「てんし」さんは、微笑んだ。


−完結編に続く−

この小説の続きへ→←わたしこそ 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (637 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
432人がお気に入り
設定キーワード:占ツク , 占いツクール , 占ツク学園入学キボンヌ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シリウス(プロフ) - よし、更新来た!後輩A、先輩の個人情報を掲示板に載せるとか…下手したら自分も特定されるかもしれないのに…こいつはネットやるべきじゃない(確信) (2017年2月16日 19時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 冥界の管理人/風亜さん» あんなんが葉っぱに溢れ返ったら…どうなるか想像したくないですね… (2017年2月16日 0時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の管理人/風亜(プロフ) - シリウスさん» この話では、無法地帯なフリー掲示板に無秩序なスレが立ってしまって、手に負えない状態なようです……こんなことが起きなければいいなあと思っています……(ノД`) (2017年2月16日 0時) (レス) id: bb8e6c546c (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 信者がいるから嫌われるのにね…後輩A最悪です…あと、本物の晒しスレは暴言ダメだけどね。 (2017年2月15日 23時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - 後輩Aをに(サッカーで培った)蹴りでもかましてやりたいです(((((( (2017年2月15日 20時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風亜/冥界の管理人 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huua/  
作成日時:2014年4月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。